アレルギー性鼻炎は様々な原因(スギ等の花粉、ハウス
ダスト、ダニ、カビ、ペットの毛等のアレルゲン)によって
鼻粘膜でアレルギー反応が起こり、くしゃみ、鼻水、鼻づまり
等の症状が現れる状態を指します。

アレルギー性鼻炎が起こる過程として

@体内に抗原(スギ等の花粉、ハウスダスト、ダニ、カビ、ペットの毛等のアレルゲン)が侵入すると特異的IgE抗体が
作られ、肥満細胞にある受容体と結合します。

A再び同じ抗原が侵入すると肥満細胞表面にあるIgE抗体と抗原が結合し、刺激が肥満
細胞に伝わります。

B肥満細胞からヒスタミンロイコトリエン等の化学伝達物質が放出され、くしゃみ、鼻水、鼻づまり等の症状が発生
します。
ヒスタミンは鼻粘膜に分布している三叉神経(知覚神経)の末端を刺激して先ずくしゃみを起こします。

それが脳へと伝えられて鼻線を刺激して次に鼻汁が出ます。
ヒスタミン
ロイコトリエンは鼻の中の血管壁を刺激して血管収縮させる為、鼻粘膜の血行が悪くなり、うっ血を
起こし、鼻詰まりの症状を起こします。



●アレルゲンの除去に努めましょう。
@ 花粉・・・花粉の飛来情報、花粉の量などをテレビや新聞などで確認して、飛散量が多い時は出来るだけ外出を控えましょう。
飛散量が多い条件・・・時間帯ではお昼の12時から15時頃又は夕方6時以降が多いようです。
天候でいうと晴れで、強い風が吹いている日や、雨の降った翌日の晴れた日が多いようです。

A 都市部では自動車の排気ガスや工場から出る煙により大気汚染が進んでおります。又、コンクリートやアスファルトで覆われた
道路が多く、ホコリや花粉が土に浸透せずに空中を舞っているので、外出するときはマスクやメガネなどで花粉の侵入を防ぎましょう。
帰宅した時は、うがいや洗顔をかかさずに行い花粉やホコリを体内や自宅に持ち込まないようにしましょう。


B ダニ、ハウスダスト、カビ、ペットの毛などが付着して大量発生したり、アレルゲンの住処になりやすい絨毯をなるべく使用しない
ようしましょう。ぬいぐるみもアレルゲンの住処になりやすいので出来るだけ置かないようにし、部屋の掃除やペットの毛の掃除を
こまめにしましょう。

C ダニは高温多湿を好む生き物で、現在の都市型住宅は機密性が高く、通気性が悪い為にダニが大量に発生しやすくなって
います。
ダニを大量発生させない為には部屋の温度を20〜25度に設定して、湿度は50%以下に保ちましょう。後、空気を綺麗に保つ為に
空気清浄機を用いたり、窓を全開にしたりして空気の入れ替えを行いましょう。

●食生活や普段の生活の改善を努めましょう。
D ストレスや運動不足、寝不足、偏った食生活、水分の取りすぎ、特に冷たい飲食物の食べすぎ、飲みすぎなどが原因でアレルギー
性鼻炎がひどくなる場合もありますのでこれらの項目で当てはまる場合があれば改善すると良いでしょう。


西洋薬では抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬等を使いますが、眠くなったり、常用すると効き難くなるなどの副作用がある為、漢方薬を
取り入れるケースが増えています。

漢方には標本同治という考え方があります。
「身体が痛い」、「胃が重苦しい」、「咳が出る」、「身体が痒い」などの比較的新しい症状を治療する方法を標治法と言い、
「長年胃が重苦しい」、「慢性的な肩の痛みがある」、「痒みが長く続いている」などの慢性的な症状を治療し、体質改善を行う方法を
本治法と言います。

標本同治は一つ又は数種類の漢方薬で標治法と本治法を同時に行い、症状の軽減と病気になりにくい体質改善を行う治療方法
です。

西洋医学では症状を取り除く標治法は色々とあるが病気になりにくい体質を作る本治法といえる薬は余り無く、漢方ならではの治療
方法と言えます。

アレルギー性鼻炎に用いられる漢方薬は麻黄、桂枝、細辛、甘草、柴胡が含まれた漢方薬を用います。
麻黄はアレルギー症状を抑える作用があり、桂枝、細辛は抗ヒスタミン作用があり、甘草にはステロイドによく似た作用があり、
柴胡にはステロイドの副作用の軽減とステロイド作用の強化があり、アレルギー性鼻炎にはとても効果があります。

漢方では涙、くしゃみ、透明で水気の多い鼻水などの症状は体が冷えて余分な水分が溜まっている状態の「水毒証」と考え、
「水」の偏在を調節して「水毒」を治す「駆水剤」が用いられます。


体内に「水」が停滞(主に胃内停水や尿量減少)する事により身体の冷えが起こり脾、腎の活動を停滞させると考えられます。
この場合は身体を温めて駆水作用のある麻黄、附子、細辛、当帰などの生薬配合された漢方処方を用います。

他に鼻炎の症状として鼻が詰まる、鼻の内部が乾燥する症状があります。
この場合は鼻の通りを良くし川キュウ、辛夷、連翹などの生薬が配合された漢方処方を用います。

鼻炎が長く続くと鼻の炎症、濃厚な膿のような鼻汁、目のかゆみ、目の充血、目の炎症、口渇、頭痛、頭重、肩、首の痛み、熱感が
あるなどの症状が診られます。
この場合は患部の炎症を鎮め、排膿作用のある石膏、桔梗、荊芥などの生薬が配合された漢方処方を用います。

漢方薬は急性(急性期)、亜急期、慢性(慢性期)にも効果があり、長期に服用すれば体質改善効果が期待できます。


実証
葛根湯
(カッコントウ)
(第2類医薬品)
この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

比較的に体力があり胃腸の丈夫な人で悪寒、肩や首筋や背中がこる、発熱、発汗が無い、
目のかゆみと充血があるなどの症状がある場合や、これらの症状が無い場合にも用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸などが診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症する場合が
あります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です。


D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は副作用が出やすいので注意
しましょう。


上記の症状に口渇があれば石膏を加えて葛根湯加石膏として用い、濃い鼻汁を伴う場合は
桔梗を加えて葛根湯加桔梗として用います。
葛根湯加川キュウ辛夷
(カッコントウカセンキュウシンイ)
(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

比較的に体力があり胃腸の丈夫な人で悪寒、肩や首筋や背中がこる、発熱、発汗が無い、
鼻づまり、粘り気のある鼻汁が出る、その鼻汁がのどに流れる、頭痛、頭重
などの症状がある
場合に用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸などが診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症する場合が
あります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です

D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は副作用が出やすいので注意
しましょう。
葛根加朮附湯
(カッコンカジュツブトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

比較的に体力があり胃腸の丈夫な人で悪寒、肩や首筋や背中がこる、四十肩、五十肩、発熱、
発汗が無い、鼻づまり、頭痛、特に後頭部に痛みを感じる、頭重、冷え症、手足の冷えなどの
症状がある場合に用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸などが診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症する場合が
あります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です

D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用するのは副作用が出やすいので注意
しましょう。


この処方には附子が含まれており、附子には色々な注意事項があります。
@附子は陰証の高齢者に用いる機会が多い生薬で、同じ陰証でも乳幼児には適さない。

A乳幼児はたとえ少量の附子でも附子中毒に陥る可能性があります。
(例⇒大人は八味丸 子供は六味丸)

B附子を含んだ漢方処方を服用すると動悸、のぼせ、嘔吐などの症状が稀であるが診られる
場合があります。)

C実証の人が服用すると稀にのぼせ、しびれ感が診られる場合があります。

D附子を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は上記の副作用が出やすいので
注意しましょう。

麻黄湯
(マオウトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、特に急性鼻炎の鼻づまりに効果があります。

比較的に体力があり胃腸の丈夫な人で悪寒、発熱、頭痛、頭重、発汗が無い、鼻づまり、関節痛
などの症状がある場合に用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸などが診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症する場合が
あります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です

D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は副作用が出やすいので注意
しましょう。
大青竜湯
(ダイセイリュウトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。


比較的に体力があり胃腸の丈夫な人で悪寒、発熱、頭痛、頭重、発汗が無い、鼻づまり、関節痛、
身体痛、口渇、煩渇
気の上衝などの症状がある場合に用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸などが診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症する場合が
あります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です

D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は副作用が出やすいので注意
しましょう。


一般的にはこの処方は余り用いず、小青竜湯を用います。
中間証(虚実証)
小青竜湯
(ショウセイリュウトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。


体力は普通で胃腸の丈夫な人で透明な鼻汁、水様性の痰、くしゃみが多く出る、尿量減少、
目の痒み、充血などの症状がある場合に用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸などが診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症する場合が
あります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です

D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は副作用が出やすいので注意
しましょう。
小青竜湯加石膏
(ショウセイリュウトウカセッコウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。


体力は普通で胃腸の丈夫な人で透明な鼻汁、水様性の痰、くしゃみが多く出る、尿量減少、
目の痒み、充血、口渇などの症状がある場合に用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸などが診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症
する場合があります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です

D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は副作用が出やすいので注意
しましょう。
小青竜湯加附子
(ショウセイリュウトウカブシ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。


体力は普通で胃腸の丈夫な人で透明な鼻汁、水様性の痰、くしゃみが多く出る、尿量減少、
目の痒み、充血、口渇、冷え症、手足の冷えなどの症状がある場合に用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸などが診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症する場合が
あります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です

D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は副作用が出やすいので注意
しましょう。

この処方には附子が含まれており、附子には色々な注意事項があります。
@附子は陰証の高齢者に用いる機会が多い生薬で、同じ陰証でも乳幼児には適さない。

A乳幼児はたとえ少量の附子でも附子中毒に陥る可能性があります。
(例⇒大人は八味丸 子供は六味丸)

B附子を含んだ漢方処方を服用すると動悸、のぼせ、嘔吐などの症状が稀であるが診られる
場合があります。

C実証の人が服用すると稀にのぼせ、しびれ感が診られる場合があります。

D附子を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は上記の副作用が出やすいので
注意しましょう。
辛夷清肺湯
(シンイセイハイトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

体力、胃腸共に普通な人で鼻の痛み、鼻の奥の痛み、鼻の熱感、鼻の奥の乾燥、口渇、濃い鼻汁、鼻づまりなどの
症状がある場合に用います。
越婢加朮湯
(エッピカジュツトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

体力は普通で胃腸の丈夫な人で口渇、発汗などの症状がある場合に用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸などが診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症する場合が
あります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です

D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は副作用が出やすいので注意
しましょう。

越婢加朮附湯
(エッピカジュツブトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

体力は普通で胃腸の丈夫な人で口渇、発汗がある、冷え症、手足が冷たいなどの症状がある
場合に
用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸などが診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症する場合が
あります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です

D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は副作用が出やすいので注意
しましょう。

この処方には附子が含まれており、附子には色々な注意事項があります。
@附子は陰証の高齢者に用いる機会が多い生薬で、同じ陰証でも乳幼児には適さない。

A乳幼児はたとえ少量の附子でも附子中毒に陥る可能性があります。
(例⇒大人は八味丸 子供は六味丸)

B附子を含んだ漢方処方を服用すると動悸、のぼせ、嘔吐などの症状が稀であるが診られる
場合があります。

C実証の人が服用すると稀にのぼせ、しびれ感が診られる場合があります。

D附子を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は上記の副作用が出やすいので
注意しましょう。
十味敗毒湯
(ジュウミハイドクトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

体力、胃腸共に普通な人で慢性的に濃い鼻汁が出る、鼻づまりがある、目の痒み、充血があるなど
の症状がある場合に用います。

アレルギー体質の改善薬としてよく用いられます
荊芥連翹湯
(ケイガイレンギョウトウ)

(第2類医薬品)

この処方は慢性鼻炎に効果があります。

体力は普通で胃腸の丈夫な人で慢性的に濃い鼻汁が出る、鼻づまりがある、鼻の痛み、鼻の奥
の痛み、鼻の熱感、鼻の奥の乾燥などの症状がある場合に用います。

アレルギー体質の改善薬としてよく用いられます。
小柴胡湯
(ショウサイコトウ)

(第2類医薬品)
この処方は慢性鼻炎に効果があります。

体力、胃腸共に普通な人で慢性的に鼻汁、鼻づまり、口内が苦い、食欲が無いなどの症状が
ある場合に用います。


アレルギー体質の改善薬としてよく用いられます。
柴朴湯
(サイボクトウ)

(第2類医薬品)

この処方は慢性鼻炎に効果があります。

体力、胃腸共に普通な人で慢性的に鼻汁、鼻づまり、口内が苦い、食欲が無い、咽喉に何か
異物感がある、気分が落ち着かないなどの症状がある場合に用います。

アレルギー体質の改善薬としてよく用いられます。
柴葛解肌湯
(サイカツゲキトウ)
(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

体力は普通で胃腸の丈夫な人で口渇、発熱、発汗、肩こり、背中の痛み、首の痛み、関節痛など
症状がある場合に用います。

参考・・・この処方は葛根湯と小柴胡湯加石膏の合方と考えられます。
虚証
麦門冬湯
(バクモンドウトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

体力は普通〜虚弱で胃腸の機能が普通な人で
咽喉がイガイガする、咽喉が乾燥する、声枯れが
ある、鼻水は少ないがくしゃみが出る、粘り気のある痰が多く出てその痰の切れが悪い、激しい
咳き込みなどの症状がある場合に用います。
麻黄附子細辛湯
(マオウブシサイシントウ)
(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。


体力は普通〜虚弱で胃腸の機能が普通な人手足や身体の冷え、身体虚弱、倦怠感、悪寒、
微熱が続く、頭痛、咳、水様性の鼻水などの症状がある場合に用います。

この処方は麻黄が含まれており、麻黄には色々な注意事項があります。
@胃腸の弱い人は食欲低下、腹痛、下痢、便秘などが診られる場合があります。

A神経質な人には不眠、興奮、動悸など
が診られる場合があります。

B高齢者で前立腺肥大の人は排尿障害、腎機能障害などなどの副作用が発症する場合が
あります。

C麻黄の主成分として「エフェドリン」が含まれており、この成分は交感神経興奮作用があり、
心臓疾患のある人が服用する場合は注意が必要です。
他に交感神経興奮薬、βー遮断薬などと併用する場合は注意が必要です

D麻黄を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は副作用が出やすいので
注意しましょう。

この処方には附子が含まれており、附子には色々な注意事項があります。
@附子は陰証の高齢者に用いる機会が多い生薬で、同じ陰証でも乳幼児には適さない。

A乳幼児はたとえ少量の附子でも附子中毒に陥る可能性があります。
(例⇒大人は八味丸 子供は六味丸)

B附子を含んだ漢方処方を服用すると動悸、のぼせ、嘔吐などの症状が稀であるが診られる
場合があります。

C実証の人が服用すると稀にのぼせ、しびれ感が診られる場合があります。

D附子を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は上記の副作用が出やすいので
注意しましょう。

苓甘姜味辛夏仁湯
(リョウカンキョウミシンゲニントウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。


体力、胃腸共に普通〜虚弱で手足や身体の冷え、身体虚弱、倦怠感、動悸、息切れ、咳、水様性
の鼻水などの症状がある場合に用います。

症状は小青竜湯を処方する症状に似ていますが、胃腸が虚弱で麻黄を服用できない人に用います。
甘草附子湯
(カンゾウブシトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。


体力、胃腸共に普通〜虚弱で手足や身体の冷え、くしゃみと鼻水などの症状がある場合
に用います。

この処方には附子が含まれており、附子には色々な注意事項があります。
@附子は陰証の高齢者に用いる機会が多い生薬で、同じ陰証でも乳幼児には適さない。

A乳幼児はたとえ少量の附子でも附子中毒に陥る可能性があります。
(例⇒大人は八味丸 子供は六味丸)

B附子を含んだ漢方処方を服用すると動悸、のぼせ、嘔吐などの症状が稀であるが診られる
場合があります。

C実証の人が服用すると稀にのぼせ、しびれ感が診られる場合があります。

D附子を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は上記の副作用が出やすいので
注意しましょう。

苓桂朮甘湯
(リョウケイジュツカントウ)
(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

体力、胃腸共に普通〜虚弱でめまい、立ちくらみ、くしゃみ、鼻水などの水毒症状がある場合
に用います。
苓桂朮甘湯加附子
(リョウケイジュツカントウカブシ)
(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

体力、胃腸共に普通〜虚弱でめまい、立ちくらみ、くしゃみ、鼻水、手足や身体の冷えなど
の水毒症状がある場合に用います。

この処方には附子が含まれており、附子には色々な注意事項があります。
@附子は陰証の高齢者に用いる機会が多い生薬で、同じ陰証でも乳幼児には適さない。

A乳幼児はたとえ少量の附子でも附子中毒に陥る可能性があります。
(例⇒大人は八味丸 子供は六味丸)

B附子を含んだ漢方処方を服用すると動悸、のぼせ、嘔吐などの症状が稀であるが診られる
場合があります。

C実証の人が服用すると稀にのぼせ、しびれ感が診られる場合があります。

D附子を含んだ漢方薬を2種類以上重複して服用する場合は上記の副作用が出やすい
ので注意しましょう。
十全大補湯
(ジュウゼンダイホトウ)
(第2類医薬品)

この処方は慢性鼻炎に効果があります。

体力、胃腸共に虚弱で体力が消耗した状態、大病後などで皮膚や鼻の内部、口内に乾燥が
診られる、貧血があるなどの
症状がある場合に用います。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
(トウキシギャクカゴシュユショウ
キョウトウ)

(第2類医薬品)

この処方は急性鼻炎、慢性鼻炎どちらでも効果があります。

体力、胃腸共に普通〜虚弱で手足や身体の冷え、特に慢性的な身体の冷えがある場合
に用います。
 ◎以上がよく使われる漢方処方で  煎じ薬1日分 約200円+税〜450円+税です。
                       粉末1日分 約180円+税〜300円+税です。


 
重薬
(ジュウヤク)
(生薬名 ドクダミ)

(第3類医薬品)
・生の葉を洗ってから鼻に詰めたり、乾燥葉約15gを水600cc〜
800tに入れ、20分程煎じお茶がわりに服用します。
全草500g 1,500円+税
箱5gX24パック 500円+税
粉末500g 2,000円+税
オナモミ
(生薬名 蒼茸子)
(ソウジシ)
・新陳代謝えお活発にする働きや鎮痛作用があります。
そのため鼻水、鼻づまりからくる頭痛を軽くします。
その人によって症状や体質は異なります。
あなたに合わせたオーダーメイドの漢方処方を調合します。
ぜひ一度やなぎ堂薬局にご相談ください。
 

 

  


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