柚子ーゆずーユズ | |||
基原植物和名 | |||
柚、柚子、柚酸、ゆず、ユズ | |||
商品名 | |||
柚、柚子、柚酸、ゆず、ユズ | |||
基原植物学名(ラテン語名) | |||
Citrus junos(Makino) Siebold ex Tanaka | |||
生薬英語名 | |||
Yuzu | |||
植物英語名 | |||
Citrus junos | |||
分布 | |||
柚子(ゆず)はミカン属ーみかん科に属する植物で中国が原産地と 言われる常緑小高木の植物です。 日本では東北地方から九州、沖縄までの温暖地域が栽培地域で、 人家や畑などで栽培されています。 ゆずが日本に渡来した時期は不明ですが飛鳥時代から奈良時代に 渡来したのではないかと言われます。 平安時代の書物で「和妙抄(わみょうしょう)(932年)によると 「柚、和名由」と書かれています。 京都府に嵯峨水尾と言う地域があり、水尾は柚子栽培発祥の地と言われ、 14世紀に在位した第95代花園天皇が水尾に植樹したと言い伝えられて おります。 余談・・・言い伝えですが柚子風呂のルーツは大仏を建立した聖武天皇の頃に 始まったと言われており、水尾の地を愛された第56代清和天皇も 柚子風呂を愛されたと言われます。 四国の高知県ー馬路村では柚子を使った飲料水、ポン酢、化粧品 などが有名です。 馬路村の近くに北川村があり、ここは幕末の志士中岡慎太郎が 生まれた土地で、中岡慎太郎は北川村で自生していた柚子を大掛かりに 栽培するように推奨しました。 毎年秋に「慎太郎とゆずの郷祭り」が開催されています。 他に同じ四国の徳島県では柚子の近縁種と言われる 「スダチ(酢橘)、大分県の「カボス(芳酢)」、「キズ(生酢)」 などが柚子の近縁種と言えます。 柚子は「香酸柑橘(こうさんかんきつ)」と言われ、これは酸味が強く、 生食には向いていない果実を指します。 香酸柑橘は香りや風味が良いので料理や果実酒に使用します。 香酸柑橘と言われる柑橘類は「レモン」、「柚子」、「橙」、 「かぼす」、「すだち」、「ライム」、「シークワーサー」、「仏手柑」 などを言います。 余談・・・ことわざで「桃栗三年柿八年」と言うことわざがあり、 これは種を蒔き果実が出来るまでの日数を指します。 「桃栗三年柿八年」の後に続く言葉は 「柚子は九年」、「柚は遅くて十三年」、「柚子の馬鹿めは十八年」とあり、 昔からユズは果実を結実するまで非常に時間がかかる植物と言われています。 他には「梅は酸いとて十三年」、「梅は酸い酸い十八年」、 「枇杷は九年で登りかねる梅は酸い酸い十三年」、 「枇杷は九年でなりかねる」 などがあり、調べれば他にもあると思います。 |
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特徴・形態 | |||
ユズの特徴として樹高は3メートルから5メートルで幹は直立し、 枝には長くて尖ったトゲがまばらにあります。 葉は互生し葉柄には幅が広い翼があります。葉の形は長卵状長楕円形で、 葉の先は尖っています。 ユズの花は春遅くから初夏に葉腋に柄を出して咲きます。 花はやや大きい白色の5弁花を咲かせます。 果実はやや偏球形の液果で、果実の大きさは約6センチぐらいあります。 果皮にはデコボコしたおうとつがあり、果皮は分厚く、香りと酸味が強いです。 果実は最初は緑色ですが11月を過ぎる頃に黄色の変わります。 余談・・・柚子はみかん科の植物のなかで最も寒さや病害虫に強い植物です。 |
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成分 | |||
ユズに含まれる成分は果実にクエン酸、酒石酸、精油などを含んでおり、 ユズの果皮には精油成分のピネン、シトラール、ヘスペリジン、 ゲルマクレン、ビシクロゲルマクレン、フラバノン配糖体ヘスペリジン などを含んでいます。 |
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使用部位 | |||
柚子の果実(商品名 柚子果実) | |||
採取時期と管理・保存方法 | |||
ユズの果実の採取時期ですが果実を夏から秋頃に未成熟または成熟果実を 採取して日干し乾燥します。 |
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煮出し方・飲み方 | |||
美容と健康維持のために柚子の果実はお茶代わりに飲んだりします。 当店が販売しています柚子は日本産です。 ユズの飲用方法ですがユズ約5グラムにお好みで砂糖やハチミツ、ショウガ を入れて熱湯を注いで熱い内に飲用します。 |
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柚子の入浴剤 | |||
柚子果実の入浴剤の作り方は 柚子果実約30グラムを布袋に入れます。(布袋は巾着袋でも、使い古した靴下でも、 ストッキングでも構いません。) 布袋に入れた柚子果実を約1リットルぐらいの水と一緒にお鍋かやかんに入れ 約15〜20分程煮出し、煮出し終われば布袋ごと浴槽に入れて下さい。 (入浴中に布袋を揉むと成分がよく出ます。) 柚子果実単独で入浴剤を作っても良いですがヨモギ、ミント、枇杷の葉 などを混ぜて入浴剤を作ればより高い効果を得ることが出来ます。 薬草の入浴剤の注意点 @・・・お風呂から出る時には必ず薬草のエキスをシャワーで洗い流して下さい。 薬草のエキスが身体に付着したままにしておくと人によって症状がひどくなる 場合があります。 A・・・当日使った薬草の湯は翌日には使用しないでください。 当日使った入浴剤は必ず入浴後に処分してください。 B・・・お風呂の残り湯を洗濯機で使用する場合は衣類に薬草の色が付着する 場合がありますので注意してください。 |
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参考資料 | |||
特になし | |||
その他 | |||
冬至に柚子を湯船に入れる「ゆず湯」が有名です。 | |||
注意事項 | |||
@本品は天然物(植物)で性質上吸湿しやすいものがあります。 そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因に なることがあります。 A開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。 B本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、 食べたりしないようにご注意ください。 C幼児の手の届かない所に保管してください。 D他に容器に入れ替えないで下さい。 (誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。) |
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販売価格 | |||
「500グラムは量が多いかな?」と思われる場合はご相談ください。 商品によってはご希望に添えない場合がございます。 |
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ご相談、ご注文 | |||
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日本産柚子果実の写真 | |||
柚子ー果実 | 日本産柚子果実ー刻み | ||