ガクアジサイの花 |
毎年旧暦の4月8日と新暦の5月15日は花祭りです。 その日はお釈迦様のお生まれになった日に色々な綺麗な花を 飾ってお祝いをする日です。 花祭りは別名で潅仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ) とも言われます。 花祭りの日にお釈迦様の像に甘茶を注いだり、家で飲む行事の 由来は「お釈迦様のご誕生の際に天より甘露の雨が降った。」 と言われる故事によるものです。 甘茶は日本原産のユキノシタ科の落葉低木ヤマアジサイ (山紫陽花)やガクアジサイの変種で、本州の山地や 日本各地で庭木や販売用に栽培されています。 甘茶は別名を 小甘茶(コアマチャ)と呼びます。 甘茶は他のアジサイ同様梅雨の時期に白い花を咲かせ、 夏の終わりに葉を採取し天日干しと乾燥を行います。 葉を乾燥させるとフィロズルチンとイソズルチンという物質を生成します。 甘茶の甘味は砂糖の約200倍の甘さと言われます。 |
石手寺の花祭り |
こちらの写真は四国霊場第51番札所の石手寺様での花祭りの 様子を石手寺様が 撮影され、その写真を私共がお借りした ものです。 石手寺様には長年にわたり私共が販売しております甘茶を ご利用していただいております。 私どもの甘茶は石手寺様や他の四国霊場88箇所の各寺院、 四国の各お寺様や各地の町内会の集まり、老人クラブ、 幼稚園で行われる花祭り、デイサービス、老人介護施設など でも長年にわたりご利用していただいております。 |
日本産甘茶 | |
左の写真は2個ともに甘茶です。生産地は全く異なり、 左上の甘茶は日本産の甘茶で、左下の甘茶は中国産の甘茶です。 日本産の甘茶と中国産の甘茶を見比べてみると日本産は 1個、1個がクネクネと曲がっており、茎がありません。 中国産の甘茶はただ乾燥をさせただけの状態で、至る所に 茎があります。 (甘茶に茎があっても別に支障はありません) なぜ日本産の甘茶が1個、1個がクネクネと曲がっている のかと言いますと、甘茶の葉を人間の手で1枚、1枚優しく 揉んでいるからです。 なぜ、甘茶の葉を手で揉むかと言いますと、 甘茶は発酵するとフィロズルチンとイソズルチンと言う 物質が発生します。 葉を人間の手で優しく揉むことによってフィロズルチンと イソズルチンの量が増えて甘みと旨みをより多く味わうこと が出来ます。 このやり方は江戸時代より先人によって長年培われた技術と伝統であります。 甘茶の葉作りは大変な手間隙がかかりますが手間暇をかけた甘茶を食すると舌で感じる甘味が全然違います。 |
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中国産甘茶 | |
皆様のご利用になる施設の都合によって甘茶の必要な量が変わってくると思います。
やなぎ堂薬局は甘茶の少量販売も大量販売の通販も受け賜ります。
価格は日本産甘茶 100グラム 600円+税で20年以上頑張ってきましたが
平成20年より日本産甘茶 100グラム 800円+税になります。
もちろん甘茶を30グラム、甘茶を50グラム、甘茶を500グラム、甘茶を1キログラムなど何グラムでも販売いたします。
こちらの価格は20年以上値上げしておりません。甘茶の生産、加工会社も私共が各種漢方生薬を購入している会社から
仕入れており、商品には自信があります。
(日本で栽培、加工した手もみ甘茶を仕入れて販売しております。手もみ甘茶は普通の甘茶より甘味を多く感じます。)
しかし、近年の甘茶の仕入れ価格の高騰により来年度以降は多少の値上げがあるかもしれません・・・。
誠に申し訳ございませんが令和6年1月から甘茶の代金を値上げさせていただきます。
日本産甘茶の販売価格 | |
日本産 甘茶 100グラム | 100グラム 1,500円+税 |
日本産 甘茶 200グラム | 200グラム 3,000円+税 |
日本産 甘茶 300グラム | 300グラム 4,500円+税 |
日本産 甘茶 500グラム | 500グラム 7,500円+税 |
日本産 甘茶 1000グラム | 1000グラム 15,000円+税 |
甘茶の煎じ方、作り方は地方によって多少異なります。
私共が推奨している甘茶の作り方と異なる場合はご了承をお願いします。
急須で作る場合は
沸騰したお湯と甘茶2グラム(一つまみ)を急須に入れて20秒〜30秒ほど振り出したら甘茶の葉を引き上げて完成です。
沢山の甘茶を作る場合は
沸騰した1.0リットルのお湯に甘茶約5グラムを入れて20秒〜30秒おきに味見(出来れば頻繁に味見)をして
お好みの甘さになれば甘茶を引き上げて完成です。
甘茶の作り方に慣れてない場合や初めての方は少量から始める事をお勧めします。
地方によっては甘草を入れる場所もございます。
甘草の使用量は甘茶の1割(例:甘茶100グラムで甘草10グラム)を使用し、お好みの甘さになれば甘茶と甘草を
取り出します。