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食品植物ー健康茶ー蓬ー艾ーよもぎーヨモギについて。やなぎ堂薬局

TEL / 089-921-9401

〒790-0014 愛媛県 松山市 柳井町 1-14-1

蓬ー艾ーよもぎーヨモギ Artemisia princeps pampanini

蓬ー艾ーよもぎーヨモギのご紹介

 蓬、艾、よもぎ、ヨモギ、艾葉、がいよう、ガイヨウ
 基原植物和名
蓬、艾、よもぎ、ヨモギ
 商品名
艾葉、がいよう、ガイヨウ
基原植物学名(ラテン語名) 
Artemisiae Folium
商品英語名 
Artemisia Leaf
 植物英語名
Artemisia princeps pampanini
 分布
ヨモギはキク科ーヨモギ属に属する植物で、本州から九州の日本各地と朝鮮半島の野原や
道ばたや民家の庭先で普通に見られる多年草の植物です。

ヨモギは大伴家持が詠んだ歌が万葉集ー巻ー十八の長歌で記載されています。
(余りに長いのでここでは書きません。)
大伴家持の歌では菖蒲と一緒にヨモギが詠われており、昔はヨモギと菖蒲の香りには
邪気を追い払う力があると信じられていました。

古代中国ではヨモギには邪気を払う魔除けの力があると信じられており、
ヨモギで作った人形を飾ったり、菖蒲と一緒にヨモギを軒に吊るしたりしました。

ヨモギは薬食草と言われ、煎じて飲用するお茶やお灸の材料にもなり、ヨモギ餅やお浸し、
天ぷらにして食する事も出来、色々と加工が出来る植物です。

ヨモギの茎葉を丹念に揉んで作るのを「艾(モグサ)」と言い、昔から石臼で何度もひいて
製造しました。

お灸をすることを「灸(ヤイト)をすえる」と言いますが、「ヤイト」は元々「ヤケド」
から変化した言葉と言えます。

お灸に用いるモグサは江戸の昔から伊吹山で採れたヨモギで作った「伊吹モグサ」
が有名ですが、今は伊吹山がある滋賀県ではモグサの製造は余りおこなわれていません。
しかし今も昔も伊吹山は薬草の宝庫です。

余談・・・ 「江州、伊吹山の畔、柏原、本家亀屋左京、薬艾宜し。
ごーしゅう、いぶきやまのほとり、かしわばら、ほんけかめやさきょう、
くーすりもぐさ、よーろし

これは江戸時代に旅のヨモギ売り商人が口ずさみながら売り歩いたキャッチフレーズで、
これに節をつけて売り歩いておりました。

余談・・・・3月3日のひな祭りに雛人形と桃の花と菱餅が飾られ、女の子の成長
を祝います。
ひな祭りに欠かせない菱餅にはヨモギが使用されています。

菱餅は下から白色、真ん中が緑色、一番上がピンク色の構成で出来ています。
(諸説あります。)
これは雪の上に緑が見え始め、木々にピンク色の花が咲く春をイメージにして
作られております。

一番下の白色は菱の実を使っております。
真ん中の緑色はヨモギを使用しております。
一番上のピンク色は江戸時代には無く、明治時代に菱餅の一番上に置かれました。
ピンク色は桃をイメージしております。

ヨモギの裏の毛を集めたものが「艾(モグサ)」と言い、
日本では主に「オオヨモギ」の裏の毛を採取します。
特徴・形態 
ヨモギの特徴として草丈は50センチから120センチほどになり、
根茎は横走してそこから枝を出します。
地下茎の茎はよく枝分かれします。茎はそう生して縮毛があります。

葉は互生しており、葉の形は楕円形で菊の葉に似ており、葉の長さは5センチから12センチ
ほどあり、葉の形は羽状中又は深裂しており、裂片は2対~4対で裂の形は長楕円形状の
皮針形です。
葉の裏面には白い毛が密生しており、葉の裏の色は灰白色です。

葉を揉むと独特の匂いがあり、早春の頃にヨモギの若い葉を摘んで餅に包んで草餅にして
食します。
他にヨモギの裏の毛を集めたものが「艾(モグサ)」と言います。

余談・・・・若葉のヨモギは時代劇でお馴染みの「トリカブト」の若葉とよく似ているので
注意が必要です。
ヨモギとトリカブトの違いは色々ございますが、ここでは書きません。
一番の違いは花の色と形が全く違います。
(若葉の頃には花が咲かないので余り意味が無いです。)


花は9月~10月頃の晩夏から秋にかけて茎の上に円錐形で黄褐色の小花を穂状花序に
5個から6個つけます。

花の大きさは2mから3ミリと小さめです。
成分 
ヨモギの葉にはシネオール、ツヨン、ボルネオール、カンファーなどの精油と酵素や多糖類、
ビタミンA、B1、B2、C、各種ミネラルなどが含まれております。
使用部位 
ヨモギの茎葉(商品名 艾葉、がいよう、ガイヨウ)
採取時期と管理・保存方法 
ヨモギの葉を5月から7月頃に採取して日陰乾燥します。日陰乾燥させることにより
精油成分の発散を防ぎます。

古書によると3月3日か5月5日の早朝からヨモギの若葉を採取すると良い
と書かれています。
 煮出し方、飲み方
ヨモギの葉はお茶代わりに飲んだり、ヨモギの葉の粉末を食したりします。

当店が販売しています煎じるヨモギの葉は日本産と中国産がございます。
粉末のヨモギの葉も日本産と中国産です。

ヨモギの葉を煎じる場合は
ヨモギの葉約3グラムから5グラムを水600ccから800ccの中に入れて弱火で
15分から20分程煎じて、煎じ終わればヨモギの葉を取り出してから1日数回お茶代わり
に飲用します。

ヨモギの葉は苦味が強い植物ですので、甘味料を加えても良いです。

ヨモギの葉を他のお茶類(麦茶、どくだみ茶、ウーロン茶など)と一緒にミックスして
美容目的、健康目的のお茶として飲用しても良いです。

ヨモギの葉などの健康茶を多く作って冷蔵庫に保管しても良いです。

ヨモギの葉の粉末の場合は
ヨモギの葉の粉末を1回量約1グラム~2グラムを目安に水またはぬるま湯で
1日数回服用するか、そのまま食してください。
(小さじ半分ぐらいが約1グラムです。)

ヨモギの葉の粉末を単独で食しても良いが、牛乳、野菜ジュース、スープなどに
混ぜて飲用しても良いですし、小麦粉と混ぜて料理に使用されても結構です。

「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合はオブラードに
包んで服用しても結構です。
ヨモギの葉の入浴剤 
よもぎの葉を入浴剤として利用すれば身体を温めて保温に非常に効果があります。

よもぎの葉の入浴剤の作り方は
よもぎの葉約30グラムを布袋に入れます。(布袋は巾着袋でも、使い古した靴下でも、
ストッキングでも構いません。)

布袋に入れたよもぎの葉を約1リットルぐらいの水と一緒にお鍋かやかんに入れ
約15~20分程煮出し、煮出し終われば布袋ごと浴槽に入れて下さい。
(入浴中に布袋を揉むと成分がよく出ます。)

よもぎの葉単独で入浴剤を作っても良いですが桃の葉、ミント、枇杷の葉などを混ぜて
入浴剤を作ればより高い効果を得ることが出来ます。

薬草の入浴剤の注意点
①・・・お風呂から出る時には必ず薬草のエキスをシャワーで洗い流して下さい。
薬草のエキスが身体に付着したままにしておくと人によって症状がひどくなる場合が
あります。

②・・・当日使った薬草の湯は翌日には使用しないでください。
当日使った入浴剤は必ず入浴後に処分してください。

③・・・お風呂の残り湯を洗濯機で使用する場合は衣類に薬草の色が付着する場合
がありますので注意してください。
参考資料 
①本品は天然物(植物)で性質上吸湿しやすいものがあります。
そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因に
なることがあります。

②開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

③本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、
食べたりしないようにご注意ください。

④幼児の手の届かない所に保管してください。

⑤他に容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。) 
その他 
特になし 
販売価格 

日本産(徳島県産) ヨモギ葉
(刻み)
 500グラム 1,500円+税
日本産 ヨモギ葉
(粉末)
 
 500グラム 2,500円+税
中国産  ヨモギ葉
(刻み) 
 500グラム 2,000円+税
 中国産 ヨモギ葉
(粉末)
 
500グラム 2,000円+税 

「500グラムは量が多いかな?」と思われる場合はご相談ください。
商品によってはご希望に添えない場合がございます。 
ご相談、ご注文 
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参考文献 
北隆館ー原色牧野和漢薬草大図鑑 
艾(ヨモギ)の写真 
艾(ヨモギ)ー花穂 艾(ヨモギ)ー葉
艾(ヨモギ)ー花穂
 
艾(ヨモギ)ー葉
 
日本産(徳島県産)ヨモギー刻み 日本産ーヨモギー粉末
日本産(徳島県産)ヨモギー刻み
 
日本産ーヨモギー粉末
 


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