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食品植物ー健康茶ー棗ーなつめーナツメについて。やなぎ堂薬局

TEL / 089-921-9401

〒790-0014 愛媛県 松山市 柳井町 1-14-1

棗ーナツメZizyphusjujuba Miller var. inermis Rehd 

棗ーなつめーナツメのご紹介と販売

 棗ーなつめーナツメ
 基原植物和名
棗、夏芽、なつめ、ナツメ
 商品名
大棗、たいそう、タイソウ
基原植物学名(ラテン語名) 
Zizyphi Fructus
 生薬英語名 
Jujube
 植物英語名
Zizyphusjujuba Miller var. inermis Rehd
 分布
棗(なつめ)はナツメ属ーくろうめもどき科の植物で、薬用としてナツメ(棗、夏芽)の
果実を用い、これを商品名で大棗(タイソウ)と言います。

和名の夏芽の名前の由来は漢字で書かれているように夏に芽が出るので夏芽と
言われます。

棗(ナツメ)はヨーロッパ南部からアジア南西部原産の植物でヨーロッパと中国では
古くから食用として利用されておりました。

食用としてナツメの果実を干して乾燥させ、お菓子や料理の材料として
愛用されています。

余談・・・司馬遼太郎先生の作品の「項羽と劉邦」に子嬰(秦王子嬰)を
殺すか殺さないを議論している時に劉邦が小便の為に中座し、
棗の木に小便をかけるシーンが書かれています。

ナツメは古代中国では梅、桃と一緒にデザートとして食されていました。

古代中国人は食人の文化があったので人間の肉と一緒に干した棗を煮込んで
スープにしたのかな?

韓国では昔から薬膳料理に使用されており、日本でも有名な料理で鶏肉とナツメや
朝鮮人参を煮込んだ「参鶏湯(サムゲタン)」に使用されたり、
ナツメを砂糖や蜂蜜で煮込んだお茶の「デチュ茶」としても飲用されています。

時代が下って日本とロシアが戦争をした旅順では乃木将軍とステッセル将軍が会見を
した水師営に棗の木があったと言われます。尋常小学校国語読本巻十の
「水師営の会見」によると
「庭に一木棗の木弾丸跡もいちじるく、くずれ残れる民屋に、今ぞ相見る二将軍」
と書いてあります。

さらに「尋常小学唱歌」第十五 水師営の会見にも
「庭に一本、棗の木、弾丸あともいちじるくくづれ残れる民屋にいまぞ相見る二将軍。」
と歌われていました。

他に童謡「あのこはだあれ」にも
「あの子はたあれ たれでしょねなんなんなつめの 花の下・・・・」
と歌われています。

日本に渡来した時期は不明(奈良時代?)だが、平安時代中期に編纂された
文献の「延喜式」に「乾棗(ほしなつめ)」、「大棗(たいそう)」の名前が見られ、
日本でもこの当時よりナツメは食用として用いられていたと思われます。

余談・・・平安時代に書かれた現存する日本最古の辞典と言われる「本草和名」によれば
「大棗、和名於保奈都女(たいそう=日本名 おおなつめ)」の記述があります。

参考・・・万葉集にもナツメを詠んだ歌も2首あります。このことからナツメの渡来は
奈良時代より前かもしれません。

万葉集に載せられている棗の句
玉掃刈り来鎌麻呂むろの木と棗が本とかき掃かむため
・・・詠み人 長意吉麻呂

梨棗黍に粟つぎ延ふ葛の後も逢はむと葵花咲く」・・・詠み人 不明

余談・・・・家相風水で「陽木」、「陰木」と言われる木があり、「陽木」とは
庭に植えると幸福が訪れる木を指し、ナツメは家相では「陽木」に該当します。
(信じる信じないはあなた次第です。)

余談は続きますが、「棗(ナツメ)」の漢字には「朿(トゲ)」が上下にあります。
ナツメの木にはトゲがいたる所ににあるのでこの漢字があてがわれたと言われます。
ちなみに「朿」が横に並ぶと「棘(トゲ)」になり、棘のあるナツメの木が横に
並んで茂っている姿を表しています。

他に「朿」がある漢字は「人を刺す。」、「対策を練る。」、「策士策に溺れる」
などがあり、あまり良い気持ちにならない漢字です。

ナツメとサネブトナツメの違いですがサネブトナツメが原種で、トゲが多い
サネブトナツメを品種改良してトゲが無い、あっても小さいナツメが出来ました。
サネブトナツメは種子をお茶として使用し、ナツメは果実を食用として使用します。

サネブトナツメは種子だけが大きく発達した植物ですので、果肉が大きくなった
ナツメのように食べることは余りありません。
果実は酸味が強く食用には適しておりません。酸味が強い棗という意味で「酸棗」
と言います。
和名の核太棗の名前の由来は「ナツメの核(さね)が大きく太い棗」なので
「核太棗(サネブトナツメ)」と言われます。
大棗の名前の由来は簡単で、「大きな棗」言う意味です。。
特徴・形態 
ナツメは高さが最大で10メートルぐらいの木で、木の特徴として枝の節に
小さなとげをつけます。

葉は羽状復葉で小枝に互生しており、葉の形は卵形で長さは約2センチ~6センチ
あります。

花期は4月から6月の春から初夏でこの時期に黄色を帯びた花を数個咲かせます。

やがて果実を実らせます。果実は楕円形又は広卵形で大きさは2センチから
3センチぐらいで幅は2センチぐらいです。

果実は最初の頃は緑色ですが、だんだん黄色になり、
熟してくると赤くなります。
その時に果実に細かいシワと艶がが出てくるようになり、果実の両端にくぼみが
出来てきます。
果実の内部は海綿体で柔らかく、2層に分かれており、果実の中心部に楕円形で
扁平の種子があります。

この赤く熟した果実を大棗(別名で紅棗{こうそう})と言います。

飲用部分として熟した果実を乾燥させた成熟果実を煎じて飲用します。
成分 
大棗に含まれる成分として果実にジジフスサポニン、糖(ショ糖)、オレアノール酸、
オレアノン酸、酒石酸、マスリニン酸、ベツリン酸、粘液質などが含まれています。
使用部位 
食用、飲用部分として熟した果実を乾燥させた成熟果実を使用します。

棗の乾燥果実(商品名 大棗、たいそう、タイソウ)
採取時期と管理・保存方法 
棗の採取時期は9月から10月の秋口にナツメの実が赤く熟してきます。
その頃にナツメの実を採取して、蒸してから風通しの良い場所で日干しを行って乾燥させます。
 煮出し方・飲み方
美容と健康維持のためにナツメをお茶代わりに飲んだり、棗(なつめ)の粉末を
食したりします。

棗(なつめ)を煎じる場合は
棗(なつめ)約5グラムから10グラムを水600ccから800ccの中に入れて
弱火で15分から20分程煎じて、煎じ終われば棗(なつめ)を取り出してから
1日数回お茶代わりに飲用します。

棗(なつめ)を他のお茶類(麦茶、どくだみ茶、ウーロン茶など)と一緒にミックス
して美容目的、健康目的のお茶として飲用しても良いです。

棗(なつめ)などの健康茶を多く作って冷蔵庫に保管しても良いです。

棗(ナツメ)の粉末の場合は
棗(ナツメ)の粉末を1回量約1グラム~2グラムを目安に水またはぬるま湯で
1日数回服用するか、そのまま食してください。
(小さじ半分ぐらいが約1グラムです。)

棗(ナツメ)の粉末を単独で食しても良いが、牛乳、野菜ジュース、スープなどに
混ぜて飲用しても良いですし、小麦粉と混ぜて料理に使用されても結構です。

「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合はオブラードに
包んで服用しても結構です。
棗(ナツメ)のお酒
ナツメ酒の作り方ですが
棗(なつめ)・・・200グラム
氷砂糖・・・200グラム又はグラニュー糖200グラム
ホワイトリカー・・・1.8リットル
(他に色々な薬草を混ぜてミックス薬用酒を作っても良いです。
枸杞子と一緒に漬けても良いです。)

これらの品を容器に入れて約3か月ほど直射日光の当たらない場所で熟成させます。

熟成させる時に出来るだけ空気に触れないようにしっかり密封して下さい。
密閉できる容器を使用して下さい。
空気に触れると味が変わる恐れがあります。

30日に1回は中身を2回から3回程振って均等に成分が出るようにしてください。
人によっては味の好みが異なりますので、30日に1回は味見をしてお好みの味で
あれば薬草を引き上げても結構です。

3か月ほど熟成させたら木綿の布かコーヒー用の濾過紙で濾過しながら薬草を取り出し、
杯1杯を目安に服用します。

飲みにくい場合は蜂蜜や水飴、砂糖で味を調えても結構です。

一度の大量服用はお勧めしておりません。

クコの実や黄精などと一緒に浸けて熟成させ、服用すればより効果が高まります。 
参考資料 
特になし
その他 
特になし
注意事項 
①本品は天然物(植物)で性質上吸湿しやすいものがあります。
そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因に
なることがあります。

②開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

③本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、
食べたりしないようにご注意ください。

④幼児の手の届かない所に保管してください。

⑤他に容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。)
販売価格 
 
棗(ナツメ)
(原型)、(刻み)
 500グラム 2,000円+税
  棗(ナツメ)ー粉末  500グラム 4,000円+税

「500グラムは量が多いかな?」と思われる場合はご相談ください。
商品によってはご希望に添えない場合がございます。
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