庭常ーにわとこーニワトコ | |||||||
基原植物和名 | |||||||
庭常、庭床、にわとこ、ニワトコ 山多豆、やまたづ、ヤマタヅ |
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商品名 | |||||||
接骨木、せっこつぼく、セッコツボク | |||||||
基原植物学名(ラテン語名) | |||||||
Sambuci Lignum | |||||||
生薬英語名 | |||||||
Sambucus Wood | |||||||
植物英語名 | |||||||
Sambucus williamsii Hance | |||||||
分布 | |||||||
庭常(にわとこ)はニワトコ属ーガマズミ科に属する商物で、北海道から九州の 日本各地や朝鮮半島南部や中国の山野や庭に自生する落葉低木です。 ニワトコはアジアで観られる「にわとこ」とヨーロッパで観られる 「セイヨウニワトコ」があり、セイヨウニワトコはヨーロッパでは夏場の 成長の早さから北欧では別名で「魔女の木」とも言われます。 余談ですがセイヨウニワトコは @・・・木の妖精が住んでいるので切り倒したり、薪にしてはいけない。 A・・・キリストが磔にされた木がセイヨウニワトコで出来ていたと言われ、 キリストを裏切ったと言われるユダが首を吊った木もセイヨウニワトコ と言われます。 B・・・セイヨウニワトコで作ったゆりかごに赤ちゃんを入れると魔女に イジメ殺される。 ニワトコは昔には「山多豆(やまたづ)と呼ばれており、「山たづ」は 「迎え」を表す枕詞で、諸説ありますが神を迎える木と言われたり、 ニワトコの葉と葉が向かい合っているので「迎え」と言われるなどの諸説 があります。 山多豆(別名 ニワトコ)は万葉集で詠まれており、 君が行き 日(け)長くなりぬ 山多豆(やまたづ=にわとこ)の 迎へを往(ゆ)かむ 待つには待たじ」・・・詠み人 衣通王と 万葉集には載っています。 時代が下って平安時代に編纂された日本最古の百科事典と言われる 和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)には 「美夜都古木(ミヤツコギ みやつこぎ)」と書かれています。 美夜都古木は「古事記」にも見られます。 1月16日はニワトコが誕生花です。花言葉は「憐み」です。 |
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特徴・形態 | |||||||
ニワトコの特徴として樹高は3メートルから6メートルで幹はコルク層で深く縦裂しており、 その幹から多数分枝しております。 茎は根元から多数株立ちし、新しい茎は緑色であるが後に灰白色に変わります。 枝の生長はとても早くて太いが枝の質は柔らかくて折れやすく、 枝の中心は褐色の芯があります。 葉は対生しており、3枚〜5枚の奇数羽状複葉で葉の長さは12センチから30センチ ほどで、葉の質は薄くて表面に光沢はありません。 小葉は5個から7個で長さは5センチから15センチほどで、葉の形は長楕円形 又は卵状披針形の形をしており葉の先が尖り、基部は丸く、 細かい鋸歯がある。全株無毛である。 早春の4月から5月に枝先に新芽を開くと同時に小枝を出し、その若枝の先に 多数の薄黄白色の沢山の小花をつけて円すい花穂をつけます。 6月〜7月頃に果実をつけ、果実は小球形で熟れると赤くなる。 ニワトコの栽培としてさし木が良く行われます。ニワトコは栽培しやすい 植物です。 さし木の手順はまず6月頃の梅雨の時期にニワトコの枝の先の若芽を切り、 赤土に植えます。 翌年に新芽が根元から出てきたら古い枝を剪定します。 |
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成分 | |||||||
ニワトコの成分としてタンニンと樹脂、トリテルペノイドのアミリン、 オレアノール酸、ウルソノール酸、βーシトステロールなどが 含まれています。 葉には青酸配糖体のサンブニグリンと粘液質が含まれています。 花には精油が含まれています。 |
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使用部位 | |||||||
ニワトコの茎、若枝(商品名 接骨木 せっこつぼく セッコツボク) ニワトコの葉(商品名 にわとこ葉 ニワトコ葉) ニワトコの春先の花 |
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採取時期と管理・保存方法 | |||||||
ニワトコの茎と枝は年中採取できますが一番良いとされるのは、 7月から8月の夏場で、夏場のニワトコは勢いがある時期と言われ、 その時期に茎枝を採取して水洗いを行い、細かく刻んで日干しして乾燥させます。 |
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煮出し方、飲み方 | |||||||
美容と健康維持のために接骨木をお茶代わりに飲んだり、 接骨木の粉末を食したりします。 当店が販売しております煎じる接骨木、粉末の接骨木は日本産です。 接骨木を煎じる場合は 接骨木約5グラムから10グラムを水600ccから800ccの中に入れて 弱火で15分から20分程煎じて、煎じ終われば接骨木を取り出してから 1日数回お茶代わりに飲用します。 接骨木を他のお茶類(麦茶、どくだみ茶、ウーロン茶など)と一緒に ミックスして美容目的、健康目的のお茶として飲用しても良いです。 接骨木などの健康茶を多く作って冷蔵庫に保管しても良いです。 接骨木の粉末の場合は 接骨木の粉末を1回量約1グラム〜2グラムを目安に水またはぬるま湯で 1日数回服用するか、そのまま食してください。 (小さじ半分ぐらいが約1グラムです。) 接骨木の粉末を単独で食しても良いが、牛乳、野菜ジュース、スープなどに 混ぜて飲用しても良いですし、小麦粉と混ぜて料理に使用されても結構です。 「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合はオブラードに 包んで服用しても結構です。 |
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接骨木の入浴剤 | |||||||
接骨木を入浴剤として利用すれば身体をポカポカと暖め、風邪予防、血行促進 による肩こり、腰痛、疲労回復に非常に効果があります。 接骨木の入浴剤の作り方は 接骨木約30グラムを布袋に入れます。 (布袋は巾着袋でも、使い古した靴下でも、ストッキングでも構いません。) 布袋に入れた接骨木を約1リットルぐらいの水と一緒にお鍋かやかんに入れ 約15〜20分程煮出し、煮出し終われば布袋ごと浴槽に入れて下さい。 (入浴中に布袋を揉むと成分がよく出ます。) 接骨木単独で入浴剤を作っても良いですがヨモギ、みかんの皮などを 混ぜて入浴剤を作ればより高い効果を得ることが出来ます。 薬草の入浴剤の注意点 @・・・お風呂から出る時には必ず薬草のエキスをシャワーで 洗い流して下さい。 薬草のエキスが身体に付着したままにしておくと人によって症状が ひどくなる場合があります。 A・・・当日使った薬草の湯は翌日には使用しないでください。 当日使った入浴剤は必ず入浴後に処分してください。 B・・・お風呂の残り湯を洗濯機で使用する場合は衣類に薬草の色が 付着する場合がありますので注意してください。 |
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参考資料 | |||||||
特になし | |||||||
その他 | |||||||
春先に開花する花を「接骨木花(セッコツボクカ)」 葉と若い枝を「接骨木葉(セッコツボクヨウ)」 根を「接骨木根(セッコツボクコン)」 と言い、花は春先に採取し、葉と若枝は夏に採取し、 根は秋から冬にかけて採取します。 |
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注意事項 | |||||||
@本品は天然物(植物)で性質上吸湿しやすいものがあります。 そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因に なることがあります。 A開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。 B本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、 食べたりしないようにご注意ください。 C幼児の手の届かない所に保管してください。 D他に容器に入れ替えないで下さい。 (誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。) |
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販売価格 | |||||||
「500グラムは量が多いかな?」と思われる場合はご相談ください。 商品によってはご希望に添えない場合がございます。 |
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ご相談・ご注文 | |||||||
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接骨木(ニワトコ)の写真 | |||||||
接骨木(ニワトコ)ー花 | 日本産接骨木ー刻み | ||||||
日本産接骨木ー粉末 | |||||||
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