熊笹ーくまざさークマザサ | |||||||
基原植物和名 | |||||||
隈笹、くまざさ、クマザサ | |||||||
商品名 | |||||||
熊笹、隈笹、くまざさ、クマザサ | |||||||
基原植物学名(ラテン語名) | |||||||
Sasa veitchii Richard var.veitchii | |||||||
生薬英語名 | |||||||
Kuma bamboo Grass | |||||||
植物英語名 | |||||||
Sasa veitchii Richard var.veitchii | |||||||
分布 | |||||||
熊笹(くまざさ)はイネ科ーササ属に属する植物で、日本全国の山間部に 野生しており、特に西日本の山間部では多く見られます。 (一部の地方に熊笹(Sasa veitchii var.veitchii)はあるが、 一般的に見られるのは近似類である。) 本州では標高1000メートルから2000メートルの高山に 群生しております。 クマザサの名前の由来として秋から冬にかけて葉の縁が白くくまどり されるので「熊笹」と言う説と冬眠前の熊が沢山食べる笹なので 「熊笹」と言う説があります。 16世紀中国の明の時代に編纂された「本草網目」には熊笹を 「ジャク(※1)」と書かれております。 (※1ジャク=タケカンムリ+若) 日本では昔からオニギリや餅などの食べ物を笹の葉に包んで運んだ 習慣があります。 笹で包んだ料理で有名なのは新潟県の「笹飴」と「笹団子」、 同じく新潟県や長野県、北陸地方で作られる「笹寿司」、 全国的に有名な「ちまき」が有名な料理です。 他に寿司や日本料理にも笹の葉を添え、これは単なる飾りではない場合が 多いです。 他に、群馬県の草津温泉には熊笹の粉末を練り込んだ「草津味うどん」が 有名です。 他に飛騨(岐阜県北部)に野麦峠があり、野麦峠も熊笹と深い縁が あります。 山本茂実が書いた「あゝ野麦峠」によれば「野麦峠の「野麦」と言うのは、 野生や人間が栽培した麦の実のことではなくて、峠一面に自生する クマザサの事を指します。 その熊笹が10年に1度ぐらいの割合で花を咲かせ稲穂のような実を付けます。 昔、大凶作に見舞われた農民がこの熊笹の実を粉末にし、それを団子にして 食する事で飢えをしのいだと言われ、飛騨地方ではクマザサの実の事を 野麦と呼んだ。」と書いてあります。 |
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特徴・形態 | |||||||
熊笹の特徴として高さが40センチから2メートルぐらいの高さで、 先は直立して稈になっております。稈は細長く、形は円筒形です。 葉の長さが20センチぐらいで葉の幅が4センチから5センチぐらいあり、 形は長楕円形で枝先に4片から7片の葉が拳状に広がっております。 春の若葉には白い隈どりは無く、葉が越冬する時に葉の縁が枯れて 白い隈どりが出来ます。 花はまれに咲きます。 余談・・・熊笹が大好物、この葉が無いと生きていけない動物と言えば パンダが有名ですが、パンダ以外の野生の熊も熊笹を食します。 (名前の由来が判ります。) |
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成分 | |||||||
熊笹には鉄クロロフィリン、クマ笹多糖体、リグニン、安息香酸、葉緑素、 ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウムなどが 多く含まれております。 |
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使用部位 | |||||||
クマザサの笹の葉部分 商品名 (熊笹、隈笹、くまざさ、クマザサ) | |||||||
採取時期と管理・保存方法 | |||||||
採取時期は特に決まっておらず、必要な時に採取します。 | |||||||
煮出し方、飲み方 | |||||||
美容と健康維持の為にクマザサの葉はお茶代わりに飲んだり、 クマザサの葉の粉末を食したりします。 当店が販売しています煎じる熊笹は日本産と中国産がございます。 粉末の熊笹は日本産です。 クマザサの葉を煎じる場合は クマザサの葉約3グラムから5グラムを水600ccから800ccの中に 入れて弱火で15分から20分程煎じて煎じ終わればクマザサを取り出して から1日数回お茶代わりに飲用します。 クマザサの葉を他のお茶類(麦茶、どくだみ茶、ウーロン茶など)と一緒に ミックスして美容目的、健康目的のお茶として飲用しても良いです。 クマザサの葉などの健康茶を多く作って冷蔵庫に保管しても良いです。 クマザサの葉の粉末の場合は クマザサの葉の粉末を1回量約1グラム~2グラムを目安に水または ぬるま湯で1日数回服用するか、そのまま食してください。 (小さじ半分ぐらいが約1グラムです。) クマザサの葉の粉末を単独で食しても良いが、牛乳、野菜ジュース、 スープなどに混ぜて飲用しても良いですし、小麦粉と混ぜて料理に 使用されても結構です。 「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合は オブラードに包んで服用しても結構です。 |
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熊笹の入浴剤 | |||||||
熊笹の入浴剤の作り方は 熊笹約30グラムを布袋に入れます。 (布袋は巾着袋でも、使い古した靴下でも、ストッキングでも構いません。) 布袋に入れた薄荷を約1リットルぐらいの水と一緒にお鍋かやかんに入れ 約15~20分程煮出し、煮出し終われば布袋ごと浴槽に入れて下さい。 (入浴中に布袋を揉むと成分がよく出ます。) 熊笹単独で入浴剤を作っても良いですが色々な入浴剤を混ぜて入浴剤を 作ればより高い効果を得ることが出来ます。 薬草の入浴剤の注意点 ①・・・お風呂から出る時には必ず薬草のエキスをシャワーで 洗い流して下さい。 薬草のエキスが身体に付着したままにしておくと人によって症状が ひどくなる場合があります。 ②・・・当日使った薬草の湯は翌日には使用しないでください。 当日使った入浴剤は必ず入浴後に処分してください。 ③・・・お風呂の残り湯を洗濯機で使用する場合は衣類に薬草の色が 付着する場合がありますので注意してください。 |
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参考資料 | |||||||
特になし | |||||||
その他 | |||||||
特になし | |||||||
注意事項 | |||||||
①本品は天然物(植物)で性質上吸湿しやすいものがあります。 そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する 原因になることがあります。 ②開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。 ③本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、 食べたりしないようにご注意ください。 ④幼児の手の届かない所に保管してください。 ⑤他に容器に入れ替えないで下さい。 (誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。) |
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販売価格 | |||||||
「500グラムは量が多いかな?」と思われる場合はご相談ください。 商品によってはご希望に添えない場合がございます。 |
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ご相談、ご注文 | |||||||
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熊笹(クマザサ)の写真 | |||||||
熊笹(クマザサ)ー葉 | 日本産熊笹(クマザサ)ー刻み | ||||||
日本産熊笹(クマザサ)ー粉末 | |||||||
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