枸杞子ークコシー枸杞葉ークコヨウ | |||||||||||||
基原植物和名 | |||||||||||||
枸杞、くこ、クコ イヌグコ オニグコ イウメ 仙人杖(センニンジョウ) |
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商品名 | |||||||||||||
枸杞葉、くこよう、クコヨウ 枸杞子、くこし、クコシ クコの実 寧夏枸杞 西枸杞 津枸杞 |
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基原植物学名(ラテン語名) | |||||||||||||
Lycii Fructus | |||||||||||||
生薬英語名 | |||||||||||||
Lycium Fruit | |||||||||||||
植物英語名 | |||||||||||||
Lycium chinense miller | |||||||||||||
分布 | |||||||||||||
枸杞(くこ)はクコ属ーナス科の落葉低植物で九州、四国、本州の日本各地から 朝鮮半島、台湾、中国大陸の山地や原野、 川辺、道端、海辺の砂浜などに自生する落葉小低木です。 枸杞は昔から身体に良い食べ物としてお茶代わりに飲まれたり、食されたりしておりました。 クコの葉は「枸杞葉(くこよう)」、クコの果実は「枸杞子(くこし)」、 根皮は「地骨皮(じこっぴ)」と言います。 クコのように葉、果実、根皮などの部位によって呼び名が異なる植物は珍しいです。 中国では枸杞を「春の天精草 夏の長生草 秋の枸杞子 冬の地骨皮」と言い、 春の枸杞葉を「天精草」、夏の枸杞花を「長生草」、秋の果実を「枸杞子」、 冬の根皮を「地骨皮」と言います。 枸杞は中国最古の書物に書かれています。 日本には平安時代に伝わったと言われ、文徳天皇がクコを栽培する庭園を持っていたと 言う逸話があります。 余談・・・高知県に高知県出身の植物学者の牧野富太郎先生の業績を顕彰する施設 「牧野植物園」があり、そこに牧野博士晩年の書斎「ようじょう書屋」を再現した ジオラマがあります。 そこに「長命をしようと想えば枸杞を食え」書かれた壁紙があります。 ちなみに牧野先生は1862年に生まれ1957年に94歳の天命を全うされました。 当時としては大変な御長寿でした。 2023年の春にNHKの朝のドラマで牧野先生をモデルした「らんまん」がテレビ放送 されました。 クコの花言葉は「忘れましょう」です。 |
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特徴・形態 | |||||||||||||
クコの特徴として茎は群がって生え、上向きによく枝を出します。枝は細長くて縦筋があり、 太さは5ミリから1センチほどで、長さは1メートルから2メートルになり先は垂れます。 茎はまっすぐに伸びす、所どころに短枝の変化した棘があります。 (この棘は日本産しかありません。) 棘の長さは1センチから2センチ程あります。 葉は皮針形か倒卵形で互生又は数枚集まって生じており、葉の大きさは2センチから 5センチぐらいで、葉の質は軟らかく、数枚の葉が集まっています。 花は8月から11月にかけて葉腋から細い柄を出して淡紫色で先に5裂した直径1センチ程の 小花をつけ、この花はナスの花によく似ております。 がくは5裂しおしべは5本、めしべは1本あります。 花が枯れた後に果実を付けます。果実は1センチから2センチ程楕円形の果実で、 果実が熟すと紅色になります。(色と形はミニトマトによく似ています。) 枸杞は非常に繁殖力の強い植物で、温暖な気候の地域でも寒冷な気候の地域でも適当な 湿度があれば庭や空き地にさし木にするとよくつきすぐに育ちます。 |
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成分 | |||||||||||||
枸杞に含まれる成分として果実にベタイン、ツセアキサンチン、ゼアキサンチンを含んでおり、 果皮はピザリエンを含んでおります。 葉にはフラボノイドのルチン、βーシトステロールグルコサイド、ビタミンB1、B2、 カリウムを含んでいます。 根にはベタインやリノール酸を含んでおります。 |
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使用部位 | |||||||||||||
クコの果実(商品名 枸杞子 くこし クコシ) クコの茎葉(商品名 枸杞葉 くこよう クコヨウ) クコの根茎(商品名 地骨皮 じこっぴ ジコッピ) |
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採取時期と管理・保存方法 | |||||||||||||
クコ葉の採取時期として 枸杞葉の場合は夏の盛りに若葉を採取し日向で乾燥させます。 仮に夏場の葉が虫に食われていれば春から秋の間に採取しても良いです。 クコ実の採取時期として 枸杞の実は実が赤く熟した秋に採取します。 果実の加工方法として 採取した果実から果柄を取り除いて日陰の風通しのよい場所で乾燥させます。 果実にシワが出来出したら日向で乾燥させます。 |
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煮出し方、飲み方 | |||||||||||||
美容と健康維持のためにクコの実やクコの葉はお茶代わりに飲んだり、 クコの実やクコの葉の粉末を食したりします。 当店が販売していますクコ葉は日本産と中国産がございます。 枸杞子を食する場合は、枸杞子を10粒から20粒ぐらいを食します。 枸杞子を煎じる場合は 枸杞子約5グラムから10グラムを水600ccから800ccの中に入れて弱火で 15分から20分程煎じて煎じ終われば枸杞子を取り出してから1日数回お茶代わりに 飲用します。 枸杞葉を煎じる場合は 枸杞葉約5グラムから10グラムを水600ccから800ccの中に入れて弱火で 15分から20分程煎じて煎じ終われば枸杞葉を取り出してから1日数回お茶代わりに 飲用します クコの実やクコの葉を他のお茶類(麦茶、どくだみ茶、ウーロン茶など)と一緒に ミックスして美容目的、健康目的のお茶として飲用しても良いです。 クコの実やクコの葉などの健康茶を多く作って冷蔵庫に保管しても良いです。 クコの実やクコの葉の粉末の場合は クコの実やクコの葉の粉末を1回量約1グラム〜2グラムを目安に水またはぬるま湯で 1日数回服用するか、そのまま食してください。 (小さじ半分ぐらいが約1グラムです。) クコの実やクコの葉の粉末を単独で食しても良いが、牛乳、野菜ジュース、スープなどに 混ぜて飲用しても良いですし、小麦粉と混ぜて料理に使用されても結構です。 「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合はオブラードに 包んで服用しても結構です。 |
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クコの実酒 | |||||||||||||
クコの実酒の作り方ですが クコの実・・・200グラム 氷砂糖・・・200グラム又はグラニュー糖200グラム ホワイトリカー・・・1.8リットル (他に色々な薬草を混ぜてミックス薬用酒を作っても良いです。花梨や桑の実などと 一緒に漬けても良いです。) これらの品を容器に入れて約3か月ほど直射日光の当たらない場所で熟成させます。 熟成させる時に出来るだけ空気に触れないようにしっかり密封して下さい。 密閉できる容器を使用して下さい。 空気に触れると味が変わる恐れがあります。 30日に1回は中身を2回から3回程振って均等に成分が出るようにしてください。 人によっては味の好みが異なりますので、30日に1回は味見をしてお好みの味であれば 薬草を引き上げても結構です。 3か月ほど熟成させたら木綿の布かコーヒー用の濾過紙で濾過しながら薬草を取り出し、 杯1杯を目安に服用します。 飲みにくい場合は蜂蜜や水飴、砂糖で味を調えても結構です。 一度の大量服用はお勧めしておりません。 花梨や桑の実などと一緒に浸けて熟成させ、服用すればより効果が高まります。 |
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参考資料 | |||||||||||||
特になし | |||||||||||||
その他 | |||||||||||||
春先のクコの若葉を塩ゆでにしてクコ飯にしたり、天ぷらにしたりして食しても良いです。 | |||||||||||||
注意事項 | |||||||||||||
@本品は天然物(植物)で性質上吸湿しやすいものがあります。 そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因に なることがあります。 A開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。 B本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、 食べたりしないようにご注意ください。 C幼児の手の届かない所に保管してください。 D他に容器に入れ替えないで下さい。 (誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。) |
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販売価格 | |||||||||||||
「500グラムは量が多いかな?」と思われる場合はご相談ください。 商品によってはご希望に添えない場合がございます。 |
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ご相談・ご注文 | |||||||||||||
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枸杞(クコ)の写真 | |||||||||||||
枸杞(クコ)ー花 | 枸杞(クコ)ー果実 | ||||||||||||
寧夏産ー王級ー枸杞子(クコシ)ー果実 | 日本産枸杞葉(クコヨウ)ー刻み | ||||||||||||
枸杞子(クコシ)ー粉末 | 枸杞葉(クコヨウ)ー粉末 | ||||||||||||