柿 葉 未成熟
果実
柿 葉 未成熟果実
柿 成熟果実
柿 成熟果実
柿葉 小口切
柿 葉 小口切
柿葉 粉末
柿葉 粉末
柿渋エキス
柿渋 エキス
生化学 柿葉
生化学 柿葉
柿の葉 カキノハ 
植物名
柿 かき カキ 
学名
Diospyros kaki var sylvestris
分布
柿はカキノキ科ーカキノキ属に属する植物で、栽培地は日本全国は元よりアジア、ヨーロッパ
などの世界各地の温暖な地域で栽培されています。

柿は元々東アジア(中国大陸)原産の植物ですが古い時代に中国大陸から朝鮮半島を経て
日本に入り、日本で改良がされて江戸時代に日本から欧州、アメリカに伝わったので、日本原産の
植物と思われています。
(江戸時代に欧州に伝わった柿は「東洋のリンゴ」と言われました。)

余談・・・私が住んでいる愛媛県には「愛宕柿(あたごがき)」と言う渋柿があります。
渋柿エキスで作った柿渋ちりとりは重宝します。

他に柿渋は染料としても利用されてきました。
柿渋(柿の渋)以外に染料として用いられてきた植物は「紅花(ベニバナの花)、藍(アイの葉)、
蘇芳(スオウの心材)、ウコン(鬱金の根)、黄金花(コガネバナの根)、紫(ムラサキの根)、
茜(アカネの根)などがあります。

柿は学名を「Diospyros kaki var sylvestris(ディオスピロス・カキ)」と言い、「Kaki」の名前は
世界に通用します。(生産量は原産地と言われる中国が1位です。)
ちなみに「Diospyros(ディオスピロス)」は「神の食べ物」と言う意味です。

日本で柿は古事記や日本書紀などの書物に見られ、奈良時代には食されていたことが判ります。

奈良正倉院宝物殿にある正倉院文書によると
「天平宝寺5年(761年)に丗九文で柿子九条を買った」と記録があります。
(奈良時代の有名な人物で柿本人麻呂の名前に柿があります。)
奈良時代は甘柿が無く、渋柿を干して「干し柿」にして食していたと平安時代中期に編纂された
文献の「延喜式」に書かれています。
(「延喜式」の内膳司には祭礼用の菓子として「干柿子何連」と書かれており、内膳司は天皇の
料理を担当した役所で、「干柿子何連」は何個かの柿を紐に通して乾燥させた干し柿を「1連」と
呼んでいたと思われます。)
干し柿に現れる白い粉は「柿霜(シソウ)」と言い、果糖とブドウ糖の成分で出来ております。

奈良県吉野地方に古くからある伝統料理に「柿の葉寿司」があります。
この料理は三重県熊野灘で捕れたサバとご飯と塩を一緒に柿の葉に包んで吉野地方に
運んでいました。
なぜ柿の葉に腐りやすいサバを包んだのかと言いますと
@・・・吉野地方は柿の産地で、柿の葉はいたるところにありました。
A・・・柿の葉には食品を害する強い香りが無く、葉の大きさもおにぎりにするには丁度よい
大きさだったから用いられました。

余談・・・京都にもサバに関わる話があり、福井県小浜市の若狭湾で捕れたサバを京都まで
運んだ道を「鯖街道」と言い、小浜市で捕れたサバに塩をまぶして夜も寝ないで京都まで運ぶと、
ちょうど良い味になっていたと言われます。

一方、三重県熊野灘で捕れたサバを途中で腐らないようにするためにサバの腹の中に塩を
入れて運びました。このサバはかなり塩辛くて食べれた物ではなかったそうです。

塩加減によって新しい食文化が生まれたお話でした。

時代が下って江戸時代に御所柿、西条柿が作られ、明治時代には富有柿(ふゆうかき)が作られました。

余談・・・ことわざで「栗三年柿八年」と言い種を蒔き果実が出来るまでの日数を指します。
「桃栗三年柿八年」の後に続く言葉は
「柚子は九年」、「柚は遅くて十三年」、「柚子の馬鹿めは十八年」、
「梅は酸いとて十三年」、「梅は酸い酸い十八年」、
「枇杷は九年で登りかねる梅は酸い酸い十三年」、「枇杷は九年でなりかねる」
などがあり、調べれば他にもあると思います。

最後の余談・・・・私がゴルフを始めた頃はウッドクラブと言えば「パーシモン」と呼ばれる柿の木材で出来た
道具でゴルフボールを打っていました。(ゴルフボールは糸巻きボールでした。by1980年頃)

酒飲みの私の酒のつまみは「柿の種」と「柿ピー」です。ビールによく合います。
(柿の種は筆柿の種子をモデルに作りました。)

9月26日の誕生花は「柿」で、柿の花言葉は「自然美、慈愛、優美」です。

余談・・・・家相風水で「陽木」、「陰木」と言われる木があり、「陽木」とは庭に植えると幸福が訪れる木を
指し、カキは家相では「陽木」に該当します。(信じる信じないはあなた次第です。)
特徴・形態
柿の特徴として柿は中国原産の雌雄同株の落葉植物で、幹は直立で枝分れが多くて樹高は
3メートルから9メートル程あります。

若枝には細毛が密生しており、葉は短い柄があって互生し、葉の形は楕円形で葉の長さは
7センチメートルから17センチメートルほどあります。葉の先はやや尖り、葉は全緑です。

葉はやや厚みがあって革質で葉の上面にはつやがあるが、葉の下面は色が少し薄くて褐色の毛
があります。

6月の初夏に葉の元に短い柄をもって花をつけます。この花は雌雄異花であるが、栽培されて
いる柿は殆どが雌花です。花は緑色でがくが4枚あり、花弁は淡い黄色又は白色の鐘形で先が
4裂しています。
がくから果実を大きくすための成長ホルモンがでているそうです。

雌花には1個のめしべと退化した8個のおしべがあり、稀に見られる雄花にはおしべが16個
あります。

果実は液果で熟すと赤黄色になり食する事が出来ます。
柿の果実は豊作の年と不作の年があります。豊作の年に沢山の果実が栄養分を吸い取るのが
原因ではないかと思われます。

後、柿の枝は普通の木と違って折れやすいです。子供が太い枝に乗っても折れます。
(ただし幹は強度が強いのでゴルフクラブや家具として利用されています。)
ですので高い枝の先にある果実を採取する時は十分な注意が必要です。

昔は竹の先を割って、そこに果実の実った枝を挟んで取っていました。
成分
柿に含まれる成分として多量のタンニンとビタミンC、ビタミンK、B1、B2、ミレラル、カロチン、
ルチン、クエルセチン等が含まれております。

ビタミンCは柿の葉の重量の約1%含まれており、柿の葉のビタミンCはプロビタミンCという熱に
強い種類です。

タンニンは渋みの成分(柿が渋いのはシブオールと言われるタンニン質が原因)で果実に多く
含まれています。
使用部位
葉・・・・柿葉と言います。
果実・・・柿子(シシ)と言います
干し柿
干し柿の表面に現れた白い粉・・・柿霜(シソウ)と言います。
樹皮・・・使用する場合がある。
根皮・・・使用する場合がある。
花・・・使用する場合がある。
柿渋・・・使用する場合がある。
採取時期と管理・保存方法
柿の葉の採取時期は6月〜8月の若葉(渋柿でも甘柿でもどちらでも良い)を採取し、よく水洗いを
してから2分から3分ほど蒸し器で蒸します。
蒸し終われば千切りにして日向又は日陰の風通しが良い場所で乾燥させます。

柿渋を作る場合は渋柿の果実が青い時に採取します。
煮出し方・飲み方
柿の葉の飲み方は柿の葉に熱湯を注いで5分から10分ほどそのままにしてから飲みます。

柿の葉は弱酸性ですのでアルカリ性のコーヒーや緑茶とは一緒に飲用しないでください。
柿の葉に含まれるビタミンCが半減する恐れがあります。

柿葉と他の植物(緑茶、麦茶、ウーロン茶など)と一緒に煎じて飲用しても良いです。

柿葉の粉末の場合は
柿葉の粉末を1回量約1グラム〜2グラムを目安に水またはぬるま湯で1日数回食するか、
お湯に混ぜて飲用してください。(小さじ半分ぐらいが約1グラムです。)

柿葉の粉末を単独で食しても良いが、牛乳、野菜ジュース、スープなどに混ぜて飲用しても
良いですし、小麦粉と混ぜて料理に使用されても結構です。

「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合はオブラードに包んで飲用しても
結構です。

未成熟の柿から作る柿渋の作り方は
青い柿を採取して柿の蔕を取り、すりこぎなどで果実を潰し、そこに採取した青柿の4倍の水を入れ、
60分ほどそのままにしてから裏ごしをして汁を取ります。
参考資料
特に無し
その他
特に無し
注意事項
@本品は天然物で性質上吸湿しやすいものがあります。
そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になること
があります。

A開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

B本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、食べたり
しないようにご注意ください。

C幼児の手の届かない所に保管してください。

D他に容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。)
価格

柿葉 中国産 500グラム 1,000円+税
柿葉 日本産 500グラム 3,000円+税
柿葉 (粉末)
500グラム 2,000円+税
柿渋エキス(300mlX2個) 1箱 3,300円+税

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