鳩麦ーはとむぎーハトムギ | |||||||||||||||||||||
基原植物和名 | |||||||||||||||||||||
鳩麦、はと麦、はとむぎ、ハトムギ 四国麦、しこくむぎ、シコクムギ |
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商品名 | |||||||||||||||||||||
鳩麦、はと麦、はとむぎ、ハトムギ 四国麦、しこくむぎ、シコクムギ |
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基原植物学名(ラテン語名) | |||||||||||||||||||||
Coicis fructus cum involucris | |||||||||||||||||||||
生薬英語名 | |||||||||||||||||||||
Coix fruit with involucre | |||||||||||||||||||||
植物英語名 | |||||||||||||||||||||
Coix lacryma-jobi L. var. ma-yuen Stapf | |||||||||||||||||||||
分布 | |||||||||||||||||||||
ハトムギはジュズダマ属ーイネ科の植物で、主にインドシナ、東南アジア、中国南部の 暖かい地方が原産です。 日本に渡来した時代は不明だが古くから日本の温暖地域で栽培されている1年草の 植物です。 ハトムギの原種はジュズダマと言われています。 ジュズダマがハトムギに変種したと言われ、原産国の東南アジアではハトムギの他に 色々なジュズダマの変種が見られます。 ハトムギは主にインドシナ、中国南部の暖かい地方が原産です。 中国には今から2000年ぐらい前の新王朝末期から後漢王朝創成期に活躍した武将の 馬援将軍が交趾(今のベトナム)に遠征した時に持って帰ったと言われます。 日本に渡来した時代は不明だが古くから日本の温暖地域で栽培されている1年草の 植物です。 徳川時代の享保年間から栽培を始めたと古い書物には書かれています。 |
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特徴・形態 | |||||||||||||||||||||
はとむぎの特徴として1年草で茎は数本群がって直立の状態で生え、1メートルから 1.5メートルぐらいまで成長します。 葉は細長い広線形で互生し、葉の質は硬く、茎の付いている葉の基部は鞘状になって 茎を囲んでいます。 葉の幅は2.5センチ程あります。 花期は8月から10月で葉腋に長さが不ぞろいの花柄をもつ雌花、雄花を 数個つけます。 果実ですが、果実が熟すと雌花を囲むさやに硬い円形の果実をつける。 それをハトムギと言います。 ハトムギの直径は1センチ、2センチぐらいの硬い楕円形で、中に1個の えい果があります。 |
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成分 | |||||||||||||||||||||
ハトムギに含まれる成分として種子にデンプン、蛋白、脂肪、グルタミン酸、ロイシン、 チロシン、バリン、コイシン、ミリスチン酸、リノル酸、コイキセノライド などを含んでいます。 |
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使用部位 | |||||||||||||||||||||
鳩麦の果実(商品名 はと麦 はとむぎ ハトムギ) | |||||||||||||||||||||
採取時期と管理・保存方法 | |||||||||||||||||||||
ハトムギの採取時期は9月から11月の秋頃にハトムギを刈り取り、そこから果実を採取して 日干しを行って乾燥させます。 |
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煮出し方・飲み方 | |||||||||||||||||||||
美容と健康維持のために生のハトムギや焙じたハトムギはお茶代わりに飲んだり、 生のハトムギや焙じたハトムギの粉末を食したりします。 ハトムギを煎じる場合は ハトムギ約10グラムから30グラムを水600ccから800ccの中に入れて 弱火で15分から20分程煎じて煎じ終わればハトムギを取り出してから1日数回 お茶代わりに飲用します。 生のハトムギや焙じたハトムギを他のお茶類(麦茶、どくだみ茶、ウーロン茶など)と 一緒にミックスして美容目的、健康目的のお茶として飲用しても良いです。 生のハトムギや焙じたハトムギなどの健康茶を多く作って冷蔵庫に 保管しても良いです。 生のハトムギや焙じたハトムギの粉末の場合は 生のハトムギや焙じたハトムギの粉末を1回量約1グラム~2グラムを目安に水または ぬるま湯で1日数回服用するか、そのまま食してください。 (小さじ半分ぐらいが約1グラムです。) 生のハトムギや焙じたハトムギの粉末を単独で食しても良いが、牛乳、野菜ジュース、 スープなどに混ぜて飲用しても良いですし、小麦粉と混ぜて料理に使用されても 結構です。 「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合はオブラードに 包んで服用しても結構です。 |
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参考資料 | |||||||||||||||||||||
特になし | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||
ハトムギの名前の由来は鳩が好んで食べたから鳩麦と言われます。 他に四国麦、四石麦(しこくむぎ)とも呼ばれます。 ハトムギと呼ばれだしたのは明治時代からでそれ以前は四国麦、四石麦(しこくむぎ) 朝鮮麦(チョウセンムギ)、唐麦(トウムギ)、ヨク(※)苡と言われていました。 (※=くさかんむり+意) ハトムギが記載している書物は江戸中期に活躍した博物学者の貝原益軒が書いた 「大和本草」に書かれております。 ハトムギは形の上ではジュズダマによく似ておりますがジュズダマとハトムギは 全く異なります。 ハトムギとジュズダマのの違いは ①ハトムギの果実にはタテジマがあるがジュズダマにはそれが無い。 ②形は大変よく似ているが色はハトムギが茶色であるがジュズダマは やや灰白色帯びた物とやや黒色の物がある。 ③ハトムギは指で強く押すと砕けるが、ジュズダマは砕けにくいのが特徴です。 ④ジュズダマに含まれるデンプンはウルチ性であるがハトムギに含まれるデンプン はもち性である。 |
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注意事項 | |||||||||||||||||||||
①本品は天然物(植物)で性質上吸湿しやすいものがあります。 そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因に なることがあります。 ②開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。 ③本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、 食べたりしないようにご注意ください。 ④幼児の手の届かない所に保管してください。 ⑤他に容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。) |
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販売価格 | |||||||||||||||||||||
「500グラムは量が多いかな?」と思われる場合はご相談ください。 商品によってはご希望に添えない場合がございます。 |
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ご相談、ご注文 | |||||||||||||||||||||
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鳩麦、はと麦、ハトムギの写真 | |||||||||||||||||||||
ハトムギー果実 | (生)日本産ハトムギ ー果実 | ||||||||||||||||||||
ハトムギー粉末 | 日本産ー精白ーハトムギ | ||||||||||||||||||||
中国産ー精白ーハトムギ | 日本産ー精白ーハトムギー粉末 | ||||||||||||||||||||