薬用植物・生薬・薬草・健康茶 益母草 やくもそう ヤクモソウ メハジキについて やなぎ堂薬局
ゲンノショウコ 
赤花
ゲンノショウコ 赤花
ゲンノショウコ 
白花
ゲンノショウコ 白花
日本産 現の証拠 
全草
玄草 全草 刻み
日本産 現の証拠 
全草 粉末
玄草 全草 粉末
現の証拠 げんのしょうこ ゲンノショウコ
和名
現証拠 現の証拠 げんのしょうこ ゲンノショウコ フウロソウ 

御輿草 ミコシグサ ネコアシクサ ウメヅル イシャイラズ タチマチズクサ テキメンソウ 痢病草 
医者泣かせ イシャナカセ
生薬名
老鸛草 ろうかくそう ロウカクソウ 玄草 げんそう ゲンソウ
学名
Geranium thunbergii
分布
現証拠(げんのしょうこ)はフウロソウ属ーふうろそう科の植物で北海道から本州、四国、九州、沖縄の日本各地や
朝鮮半島や台湾などの日当たりの良い山野や道ばた、畑などに分布している植物です。

ゲンノショウコは写真のように赤花と白花があり、赤花は西日本で白花は東日本で多く見られます。
薬効成分は赤花も白花も変わりはありません。


ゲンノショウコの名前の由来は「この植物を煎じて服用すれば(現に効くのが証拠である)」と言う事から
「現の証拠」と言う名前がつけられたと思われます。

ゲンノショウコは昔から「医者いらず」と言われるぐらい薬効が優れています。
別名で「医者いらず」と言われる薬草は「アロエ」と「ビワ」がこう言われます。ちなみにことわざで
「腹八分目に医者いらず」と言われます。

ゲンノショウコは昔からに良く効く植物として愛されていました。

余談・・・現の証拠が配合された昔からの胃腸薬として長野県や山梨県では信州の腹薬として「百草丸」があり、
奈良県や和歌山県にまたぐ高野山では「陀羅尼助」など有名な胃腸薬があります。

日本ではドクダミ、ゲンノショウコ、センブリを3大民間薬といいます。
ゲンノショウコは日本薬局方に記載されています。

ゲンノショウコは平安時代に書かれた日本最古の百科事典と言われる「和名抄(わみょうしょう)」に
「牛扁」(和名タチマチズグサ)と書かれており、昔は牛の病気を治す薬草として用いられていました。

時代が下って江戸中期に活躍した博物学者の貝原益軒が書いた「大和本草」によれば
陰干しにして粉末にし湯にて服す。能く痢を冶す。赤痢に尤も可也。また煎じても或は細末にし丸薬として皆効果が
ある。本草には此功能をのせず。本草は毒草類にのせたり。然れども毒なしという。一度植えれば繁殖し除き難い。

と記述されています。

明治・大正・昭和の歌人の種田山頭火もゲンノショウコを題材に歌を詠んでいます。
「げんのしょうこの おのれひそかな 花と咲く」・・・種田山頭火

余談・・・日本には古来より日本独特の薬草文化がありました。
その薬草文化を「和薬(わやく)と言い、民間の間で細々と家伝、秘伝として伝えられてきました。

和薬と言われる代表的な薬草は重薬、艾葉、キササゲ、ゲンノショウコ、センブリなどです。

ちなみに「和漢薬(わかんやく)」は上記の「和薬」と「漢方薬」を合わせた処方をこう言います。
特徴・形態
ゲンノショウコの特徴として主に日当たりの良い山野や道ばた、畑などで見られ、茎は横に向かって広がり
茎が地面につくと、その節から根を張り出して伸びていきます。
草丈は30センチメートル〜50センチメートル程の長さで枝分かれをして上部に向かって立とうとします。
茎と葉には直角の繊毛が多数あります。

葉は柄があって対生しており葉の形は拳の様な形で3から5深裂しており裂片上部にはきょ歯があります。

ゲンノショウコの花期は7月から10月で花の特徴として枝先や葉腋から細い花柄を出して淡紅色か白色の5弁花を
2個〜3個づつ開花します。

ゲンノショウコの採取の時期ですが昔から土用の丑の日に採取すると良いと言われます。

その理由として
@ 土用の丑の日の頃にゲンノショウコが十分に育っている。

A 土用の丑の日の頃は葉が最も多く茂り、収穫量と全草(特に葉)に含まれる有効成分量が多いと言われます。

B 土用の丑の日の頃は梅雨が明けて天気が良く、温度も高いので十分に乾燥ができます。

C ゲンノショウコの若葉は毒草であるキンポウゲやトリカブトと大変良く似ておりますが、花は全く異なるので
花の咲く時期に採取すれば毒草と間違わなくても良いという利点があります。

ゲンノショウコの採取方法と時期ですが
夏(特に土用の丑の日の頃が最も良い)に花が咲いているゲンノショウコの茎葉を全部採取して、水洗いを行い
日陰干しにて乾燥させます。
成分
ゲンノショウコに含まれる成分としてタンニンが含まれております。
このタンニンは葉に20%、全草に5%含まれております。タンニンの他に有機酸の没食子酸やコハク酸、フラボノイドの
ケルセチンなどが含まれております。


タンニンには整腸作用、下痢止め作用があります。
使用部位
ゲンノショウコの茎葉(特に葉)(日本薬局方)
採取時期と管理・保存方法
ゲンノショウコの採取方法と時期ですが
夏(特に土用の丑の日の頃が最も良い)に花が咲いているゲンノショウコの茎葉を全部採取して、
日陰干しにて乾燥させます。
薬効、服用方法
ゲンノショウコを煎じて服用すると利尿作用と収れん性の下痢を止める作用と健胃整腸作用があり、下痢止め、
便秘の解消、利尿、腹痛解消、胃腸病、風邪予防などに効果があると言われます。

ゲンノショウコを煎じる場合は症状によって分量、煎じる時間、服用方法が異なります。

ゲンノショウコを便秘解消で服用する場合
ゲンノショウコ約5グラムから10グラムを水600ccから800ccの中に入れて弱火で15分程煎じて、常温又は
冷たいゲンノショウコを1日数回服用します。
(出来るだけ薄めに煎じて服用すれば良いでしょう。)(煎じる時間が長いと便秘がひどくなる場合があります。)
濃い目に煎じたゲンノショウコの液体は切り傷や腫れ物やかぶれにも効果があります。

通便作用はセンナや大黄より弱いですが、センナや大黄の服用で腹痛、軟便、下痢などの副作用がある
場合はゲンノショウコをお勧めします。

ゲンノショウコを下痢止めで使用する場合
ゲンノショウコ約10グラムから20グラムを水400ccから600ccの中に入れて弱火で20分から30分程煎じて、
人肌程度に温めて服用します。慢性的に胃腸が弱い人が長期に服用されても問題はありません。
(出来るだけ濃い目に煎じて服用すれば良いでしょう。)(人肌程度に温かい状態での服用をおすすめします。)

ゲンノショウコと他の薬草(重薬、艾葉、ヨクイニンなど)と一緒に煎じて服用しても良いです。

ゲンノショウコの粉末の場合は
ゲンノショウコの粉末を1日3グラムから6グラムを目安に水またはぬるま湯で1日数回服用するか、お湯に混ぜて
服用してください。(小さじ半分ぐらいが約1グラムです。)

「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合はオブラードに包んで服用しても
結構です。
ゲンノショウコの入浴剤 
ゲンノショウコを入浴剤として利用すれば夏場の湿疹やあせも、冷え症、生理不順、月経痛などの婦人病に
非常に効果があります。

信州(長野県)では冷え症と婦人病解消用の入浴剤としてゲンノショウコ100グラムとヨモギ100グラムを一緒に
お風呂に入れています。

ゲンノショウコの入浴剤の作り方は
ゲンノショウコ約30グラムを布袋に入れます。
(布袋は巾着袋でも、使い古した靴下でも、ストッキングでも構いません。)

布袋に入れたゲンノショウコを約1リットルぐらいの水と一緒にお鍋かやかんに入れ約15〜20分程煮出し、
煮出し終われば布袋ごと浴槽に入れて下さい。(入浴中に布袋を揉むと成分がよく出ます。)

薬草の入浴剤の注意点
@・・・お風呂から出る時には必ず薬草のエキスをシャワーで洗い流して下さい。
薬草のエキスが身体に付着したままにしておくと人によって症状がひどくなる場合があります。

A・・・当日使った薬草の湯は翌日には使用しないでください。当日使った入浴剤は必ず入浴後に処分してください。

B・・・お風呂の残り湯を洗濯機で使用する場合は衣類に薬草の色が付着する場合がありますので注意してください。
ゲンノショウコを含む漢方処方
特に無し
参考資料
大和本草
陰干しにして粉末にし湯にて服す。能く痢を冶す。赤痢に尤も可也。また煎じても或は細末にし丸薬として皆効果が
ある。本草には此功能をのせず。本草は毒草類にのせたり。然れども毒なしという。一度植えれば繁殖し除き難い
。」
その他
ゲンノショウコは根づきの良い植物で、秋に種子を採取して日当たりの良い場所に植えると春先に芽を出して
毎年採取できます。
参考文献
北驫ルー原色牧野和漢薬草大図鑑
ご相談・ご注文
←こちらをクリック

インターネット販売は実施しておりません。店頭での販売になります。
生薬、薬草のご相談、ご質問は上記のボタンをクリックしてください。

最近お客様より「相談や注文をしたが返信が無い」と御叱りをいただきます。
当店は当日又は翌日には必ず返信をしております。

もし、2日、3日待ってもご返事がない場合はお手数ですがもう一度お問い合わせください。
必ず返答はいたします。

当店からの返信メールが届かないお客様へ
当店からお客様へ返信したメールがお客様の迷惑メールフォルダにある事例が多々あります。

「返信が来ない。」と思われたらお客様の迷惑メールフォルダを見てください。

当店のメールがお客様の迷惑メールフォルダにございましたらご面倒ですが別のアドレスで当店へ返信をお願いします。
やなぎ堂薬局 住所 
郵便番号 790-0014
愛媛県 松山市 柳井町 1-14-1 やなぎ堂薬局 柳井町店 
電話番号/FAX番号 089-921-9401
生薬・薬草一覧表
←こちらをクリック
トップページ
←こちらをクリック
Copyright(C)2007 yanagidou All Rights Reserved