南天 花
南天 花
南天 葉
南天 葉
南天葉 白南天葉 なんてんよう ナンテンヨウ
和名、植物名
南天 なんてん ナンテン
商品名
南天葉 なんてんよう ナンテンヨウ 南天竹葉 なんてんちくよう ナンテンチクヨウ
学名
南天   Nandina domestica Thunb

白南天  Nandina domestica Thunb var leucocapa Makino
分布
「なんてん」、「しろなんてん」はナンテン属ーめぎ科の植物で、ナンテンの自生地として東京や千葉、神奈川から四国、九州
および中国大陸の温かい地方やインドなどの日当たりの良い草地や山野などでよく見られる植物です。

南天の名前の由来は「南天燭」、「南天竹」などの漢名が由来とされており、古くから観賞用、厄除けとして愛されてきました。

余談・・・南天を「南天燭」と呼ぶ由来として、南天は秋から冬に赤い実をつけます。寒い冬に鳥たちは食物がありません。
しかし南天は赤い実をつけています。南天の実は鳥達にとってはご馳走です。大好物です。
つまり南天の赤い実は鳥にとっては「燭(ともしび)」に見えるであろうと言うのが由来です。

観賞用としての南天は上記でも書いたように南天の実が鳥の大好物なので実を啄ばみに来る鳥の鑑賞として、初夏に咲く花を
鑑賞したり、秋に実る果実を鑑賞するための庭木として愛されてきました。

魔よけ、災い除けとしての南天は「なんてん」の「なん=難航、難関、難儀などの難+てん=転」と語呂合わせして、
「難を転ずる」植物として玄関、お手洗い、鬼門とされる場所に植えられました。

他に南天は奈良地方の古寺で旧暦の2月に行われる法会の修二会(しゅにえ)、特に東大寺二月堂の修二会(通称 お水取り)
では南天と椿の造花が用いられます。

余談・・・京都の有名なお寺の金閣寺の中にある茶席の夕佳亭(せっかてい)
(この茶席は足利義満が作った物ではありません。)があり、この母屋の床柱は南天の木を用いています。
(別名 南天の床柱)

一般の家庭でお祝い事があって近所や親戚に赤飯を配る時に、赤飯の上に南天の葉を置いて配ります。
縁起の良い赤飯と南天の葉を組み合わせる風習には意味があります。

南天の葉には「ナンジニン」と言われる成分が含まれており、ナンジニンが赤飯の熱と水分によって「チアン水素」を発生させます。
このチアン水素は食べ物の腐敗を抑える作用があります。

南天の葉と赤飯の組み合わせは見た目の美しさと先人の知恵が備わった習慣と言えます。
後、魚や生ものの腐敗防止に南天の葉を置いておくと良いそうです。

参考・・・南天の葉から発生する「チアン水素」は猛毒ですがその量はごく微量で、人体には全く影響がありません。
特徴・形態
ナンテンの特徴ですが、樹高は1メートルから3メートル程の高さになり、幹は束生して株立ちです。
樹皮には縦溝があり、色は黒っぽい色をしています。

幹は赤南天、白南天では異なります。
赤南天の幹の切り口は黄色っぽい色をしているが、白南天の幹の切り口は白っぽい色をしています。

葉も赤南天、白南天では異なります。
赤南天の葉は枝先に3枚から4枚の互生した葉をつけ、葉の形は広皮針形で葉自体に光沢があり、
葉の先は尖っています。赤南天の葉は秋になれば紅葉します。

白南天の葉は枝先に3枚から4枚の互生した葉をつけ、葉の形は数回羽状複葉で秋に赤南天のように紅葉はしません。

ナンテンの花期は6月から7月で花の特徴として枝先に白色で大きな円すい花序の6弁花をつけます。

赤南天の果実は直径6ミリメートルから1センチメートルの大きさで球形をしており、10月の晩秋から12月の初冬に赤い果実を
つけます。

白南天の果実は赤南天の果実より少し大きく、球形をしており、赤南天と同じく10月の晩秋から12月の初冬に白い果実を
つけます。

南天の果実の採取方法と時期ですが
10月から翌年の3月までに完熟している南天の果実を採取して水洗いを行い、綺麗になれば充分なぐらいに日干し乾燥を
行います。(南天の果実は中々乾燥しないので根気よく乾燥をさせてください。)

南天の葉の採取方法と時期ですが
8月から9月に南天の葉を採取して水洗いを行い、綺麗になれば日干しを行います。

余談・・・12月5日の誕生花は「ナンテン」で、花言葉は「機知に富む」です。
成分
ナンテンの葉に含まれる成分としてアルカロイドのドメスチン、ナンジニンやマグノフロリン、ビタミンCなどが含まれております。
使用部位
南天、白南天の葉
採取時期と管理・保存方法
南天の葉の採取方法と時期ですが
8月から9月に南天の葉を採取して水洗いを行い、綺麗になれば日干しを行います。
飲み方、煮出し方
美容と健康維持のために南天葉、白南天葉をお茶代わりに飲んだりします。

当店が販売しております煎じる南天葉は日本産と中国産がございます。

南天葉、白南天葉を煎じる場合は
南天葉、白南天葉約5グラムから10グラムを水600ccから800ccの中に入れて弱火で15分から20分程煎じて煎じ終われば
薬草を取り出してから1日数回お茶代わりに飲用します。

南天葉、白南天葉を他のお茶類(麦茶、どくだみ茶、ウーロン茶など)と一緒にミックスして美容目的、健康目的のお茶として
飲用しても良いです。

南天葉、白南天葉などの健康茶を多く作って冷蔵庫に保管しても良いです。


余談・・・南天葉の煎じ汁を「穴あき病」と言う病気になった錦鯉に与えれば短期間に治癒したと錦鯉専門雑誌に掲載されて
いました。
参考資料
特になし
その他
南天には赤南天、白南天があり、赤南天のほうが良く見かけると思います。赤南天、白南天共に違いはありません。
注意事項
@本品は天然物(植物)で性質上吸湿しやすいものがあります。
そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。

A開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

B本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。

C幼児の手の届かない所に保管してください。

D他に容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。)
価格

日本産 南天葉  500グラム 6,000円+税
中国産 南天葉   500グラム 4,000円+税

「500グラムは多いかな?」と思われる場合はご相談下さい。

商品によってはご希望に添えない場合があります。

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