五葉木通 
未成熟果実
アケビ 未成熟果実
三葉木通 
成熟果実
アケビ 成熟果実
アケビの実 
木通子
アケビ 果実 木通子
アケビの実 木通の実 木通子
和名、植物名
木通 あけび アケビ 五葉木通 ごようあけび ゴヨウアケビ 三葉木通 みつばあけび ミツバアケビ
商品名
アケビカズラ 木通の実 あけびの実 アケビの実 木通子 もくつうし モクツウシ
学名
Akebia quinata(Houtt)Decne
分布
アケビはアケビ属ーあけび科の植物で北海道以外の日本各地と朝鮮半島や中国大陸の山野に生える落葉つる性植物です。
アケビは別名で「五葉木通(ごようあけび)」と言われます。

五葉木通と同じ仲間の三葉木通(みつばあけび)も北海道を含む日本全国で見ることが出来ます。
(特に四国(香川県、徳島県)でよく見かけます。)

食用、飲用としてはアケビの葉とアケビの実を利用します。
アケビの実は木通子(もくつうし モクツウシ)と言います。

アケビを漢字で書くと「通草」と書く場合があります。これはアケビの蔓の内部が空洞になっており、蔓の端から空気を吹き込むと
空気が通るのでこう言う名前で呼ばれます。

アケビの名前の由来は
@・・・秋に実が熟して割れた姿が「あくび」に似ているので、「アケビ」と言われるようになった。

A・・・秋に実が熟して割れるので「開け実⇒アケビ」と言われるようになった。
などの説がございます。


古代中国では蔓を編んで「葛籠(つづら)」として利用しており、アケビの蔓は特に歴史が古く、奈良の正倉院にアケビの蔓で編んだ
「御書箱」が残っています。
「御書箱」は筆や数珠、仏様の奉納する物を入れていたと考えられます。

有名な昔話で「舌切り雀」にも葛籠が出てきます。


現在では蔓の皮をはいで椅子やバスケットなどに加工されます。

東北地方や信越地方では昔からアケビを食する文化があり、山形県はあけびの生産量が日本一で、山形県の郷土料理として
あけびの皮を干して保存食にしたり、生の皮を炒め物や煮物にして食しております。

後、東北地方や信越地方では春にはアケビの若芽を茹ででお浸しのようして食する風習があります。

秋にはアケビの果皮が紫色に熟して果実が割れます。
割れた果実にある白いゼリー状の果肉を食するとほんのりとした甘みを感じることができます。

アケビの果肉の中にある黒い種子は食べることができません。
しかし江戸時代の秋田藩ではこのアケビの種子から油を採取し、「アケビ油」として使用していました。
当時、アケビ油はとても貴重な高級油として珍重されてきました。

余談・・・日本テレビの番組に「ザ!鉄腕ダッシュ」という番組があり、DASH島で採取したアケビの実から種を取り出して、
アケビ油を作っていました。

後、アケビの葉を好んで食する「通草木葉蛾(アケビコノハ)」という昆虫がいます。
特徴・形態
五葉木通の特徴として、蔓は長く左巻きで、弦の先で枝分かれをして他の樹木に巻きつきます。
蔓の樹皮の色は暗褐色で、蔓は古くなると木質化します。

葉は互生で葉の形は長楕円形で5枚の小葉からなる拳状複葉で、葉には長い柄があります。

花は4月から5月の春先に新芽が出ると同時に短穂状花序で花弁が無く、3枚の淡紫色のがく片がある花を咲かせます。
五葉木通は雌雄異花で、枝先に数が多いが小さな雄花、基礎部分に数は少ないが大きい雌花を同株につけて下に垂れる様に
咲きます。
五葉木通の雌花、雄花は蜜を出さないので、受粉生態はよく分かっていません。

果実は花後5センチから6センチの小さな瓜のような形をした暗黒色の液果が実ります。
やがて秋から冬にかけて長楕円形の果実に変化し、その果実が紫色になって成熟すると開裂して白い果肉が現れます。
その果肉を食すると非常に甘いですが、甘い果肉に含まれている黒い種子を食すると非常に苦いです。

三葉木通の特徴として、蔓は長く左巻きで、弦の先で枝分かれをして他の樹木に巻きつきます。
蔓の色は明るい色で、皮目があります。

三葉木通の葉は拳状の3出複葉で、葉は枝先で束生しており、3枚共に小葉で形は卵形です。
三葉木通の葉は五葉木通の葉と比べると葉の質は薄いです。

三葉木通の花ですが、4月から5月の春先に新芽が出ると同時に単性で総状花序で濃紫色から黒色に近い紫色の花を咲かせます。
五葉木通の花は淡い紫色ですが三葉木通の花は濃い紫色の花です。

果実は五葉木通と同じ果実を実らせます。
成分
五葉木通に含まれる成分はサポニンのアケビオサイド、ヘデラゲニン、オレアノール酸、トリテルペン、カリウム塩、アケビンなどが
含まれております。

三葉木通に含まれる成分はアケビオサイド、ヘデラゲニン、オレアノール酸などの五葉木通と共通する成分が含まれています。
使用部位
アケビの葉

アケビの果実(商品名 木通子 もくつうし モクツウシ)

春先のアケビの若芽
採取時期と管理・保存方法
アケビの実の採取時期は10月から11月の秋頃にかけてアケビの果実が青くて大きくなっていれば、果実を採取して風通しの
良い場所で日干しを行って乾燥させます。

生の果実は果肉を食します。
煮出し方、飲み方
アケビの実はお茶代わりに飲んだり、アケビの実の粉末を食したりします。

アケビの実を煎じる場合は
アケビの実約5グラムから10グラムを水600ccから800ccの中に入れて弱火で15分から20分程煎じて、煎じ終われば
アケビの実を取り出してから1日数回お茶代わりに飲用します。

アケビの実を他のお茶類(麦茶、どくだみ茶、ウーロン茶など)と一緒にミックスして美容目的、健康目的のお茶として飲用しても
良いです。

アケビの実などの健康茶を多く作って冷蔵庫に保管しても良いです。

アケビの実の粉末の場合は
アケビの実の粉末を1回量約1グラム〜2グラムを目安に水またはぬるま湯で1日数回服用するか、そのまま食してください。
(小さじ半分ぐらいが約1グラムです。)

アケビの実の粉末を単独で食しても良いが、牛乳、野菜ジュース、スープなどに混ぜて飲用しても良いですし、小麦粉と混ぜて
料理に使用されても結構です。

春にアケビの若芽を料理に加工して食したり、同じく春先に葉を採取、乾燥してアケビ茶として服用しても結構です。
参考資料
特に無し
その他
アケビの名前の由来は秋にアケビの実が熟すと実が裂けてまるで実に口が出来たように見えるので「開け実」から「あけび」に
訛った言われます。
注意事項
@本品は天然物(植物)で性質上吸湿しやすいものがあります。
そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。

A開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

B本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。

C幼児の手の届かない所に保管してください。

D他に容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。)
価格

アケビの実(刻み)  500グラム 5,000円+税
アケビの実(エキス)(100グラム)  100グラム 5,000円+税
アケビの実(エキス)(500グラム)  500グラム 20,000円+税 

「500グラムは多いかな?」と思われる場合はご相談下さい。

商品によってはご希望に添えない場合があります。

特定商取引に関する内容
←こちらをクリック
ご相談・ご注文
←こちらをクリック
最近お客様より「相談や注文をしたが返信が無い」と御叱りをいただきます。当店は当日又は翌日には必ず返信をしております。

もし、2日、3日待ってもご返事がない場合はお手数ですがもう一度お問い合わせください。必ず返答はいたします。

当店からの返信メールが届かないお客様へ
当店からお客様へ返信したメールがお客様の迷惑メールフォルダにある事例が多々あります。

「返信が来ない。」と思われたらお客様の迷惑メールフォルダを見てください。

当店のメールがお客様の迷惑メールフォルダにございましたらご面倒ですが別のアドレスで当店へ返信をお願いします。
やなぎ堂薬局 住所
郵便番号 790-0014
愛媛県 松山市 柳井町 1-14-1 やなぎ堂薬局 柳井町店 
電話番号/FAX番号 089-921-9401
食品植物一覧表
←こちらをクリック
トップページ
←こちらをクリック
Copyright(C)2006 yanagidou All Rights Reserved