| 鹿子草 かのこそう カノコソウ 吉草根 きっそうこん キッソウコン |
| 和名、植物名 |
| 鹿子草 かのこそう カノコソウ 春女郎花 はるおみなえし ハルオミナエシ |
| 商品名 |
| 吉根草 きっそうこん キッソウコン 纈草根 けっそうこん ケッソウコン |
| 学名 |
| Valeriana fauriei |
| 分布 |
鹿子草（かのこそう）はカノコソウ属ーおみなえし科に属する植物で分布地として日本の北海道から九州の日本各地や
サハリン、朝鮮半島および台湾の山地や湿った草地にまれに見られる多年草の植物です。
近年では鹿子草は観賞用植物として栽培もされています。
鹿の子草の名前の由来は花の蕾を上から見ると絞り染めの一種の「鹿の子絞り」に見えるのでこう呼ばれます。
カノコソウが属するオミナエシ科には神農本草経に記載されている女郎花の敗醤根や西洋では古代ローマから
「ＰＨＯＵ（フウ）」、英名「バレリアン」と言われるセイヨウカノコソウがあります。
昔はカノコソウの根の香りがインド産の香料の「甘松香（かんしょうこう）に似ているので、「和の甘松香」と呼ばれていました。
他に野山で取れるので「野甘松」とも言われます。
鹿の子草の根を水蒸気蒸留をして得られる精油を「吉草根油」と言い、タバコの香料やお菓子の香り付けなどに用います。
カノコソウの花言葉は「真実の愛情」、「親切」です。 |
| 特徴・形態 |
カノコソウの特徴として草丈は40センチから80センチほどで根は開出しています。
根には根の長さが２０センチぐらいの細根と太さが約２センチ、長さが約３センチぐらいの太根があります。
地下の根茎から新しい枝を出して繁殖します。根には独特の香り（悪臭？）があります。
茎はやや太くて茎の長さは４０センチから８０センチぐらいで直立しながら成長します。
葉は対生し葉は１回～２回に羽状深裂し、裂方は長さ２センチから５センチぐらいで、鈍頭で粗きょ歯縁があります。
小葉も２対から４対で形成しており、小葉の形は卵形で、大きい葉と同様に葉先が尖り葉の縁には鋸歯があります。
根生葉は花が咲く頃に枯れます。
花期は５月～７月で茎の上部が枝分かれをして、その茎の頂に花冠3ミリほどの淡紅色又は白色の小さな花が散房花序状に
多数密生しながら咲きます。
花冠は五裂の細長い筒状の形をしており、花冠の先端は五裂し３本の雄しべが花外に突き出ています。
カノコソウの果実は披針形で果実の長さは約５ミリぐらいで、その上部に冠毛状の萼があります。 |
| 成分 |
カノコソウに含まれる成分は精油成分のイソキッソウ酸、ボルニルアセテート、ボルニルイソバレレート、ケッシルアルコール、
ケッシルアセテート、カノコノール、ボルネオールエステル、キネオール、ケッソウグリコールなどやイリドイド化合物の
カノコサイドA～カノコサイドDなどが含まれています。
イソキッソウ酸やボルネオールエステルがカノコソウ独特の香り成分です。 |
| 使用部位 |
| 鹿子草の根および根茎（商品名 吉草根（きっそうこん キッソウコン）、 纈草根（けっそうこん ケッソウコン） |
| 採取時期と管理・保存方法 |
鹿子草の採取時期は夏から秋に鹿子草の地上部が枯れて黄色になってきたら根及び根茎を掘り出して水洗いをしてから
日干し乾燥します。 |
| 煮出し方、飲み方 |
吉草根はお茶代わりに飲んだり、吉草根の粉末を食したりします。
当店が販売しています吉草根は日本産と中国産がございます。
吉草根を飲用する場合は
吉草根約３グラムから５グラムをコップに入れて、熱湯を注ぎ、少し時間を置いてからお茶代わりに飲用します。
（服用方法は振り出しと同じ要領です。）
この服用方法を１日１回から３回行います。
吉草根の粉末の場合は
吉草根の粉末を1回量約１グラム～２グラムを目安に水またはぬるま湯で1日数回飲用するか、
お湯に混ぜて食してください。（小さじ半分ぐらいが約１グラムです。）
吉草根の粉末を単独で食しても良いが、牛乳、野菜ジュース、スープなどに混ぜて飲用しても良いですし、
小麦粉と混ぜて料理に使用されても結構です。
「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合はオブラードに包んで食しても結構です。 |
| 参考資料 |
| 特に無し |
| その他 |
| 特に無し |
| 注意事項 |
①本品は天然物（植物）で性質上吸湿しやすいものがあります。
そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。
②開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。
③本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。
④幼児の手の届かない所に保管してください。
⑤他に容器に入れ替えないで下さい。（誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。） |
| 価格 |
| 日本産 吉根草（鹿子草） |
５００グラム ７，０００円＋税 |
| 中国産 吉根草（鹿子草） |
５００グラム ４，０００円＋税 |
| 中国産 吉根草（鹿子草）（粉末） |
５００グラム ６，０００円＋税 |
「５００グラムは多いかな？」と思われる場合はご相談下さい。
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