葛根湯
(カッコントウ)
(第2類医薬品) |
実証から中間証の人で、三叉神経痛の発病初期に用います。
又、上腕神経痛にも使われます。処方に白朮、附子、ヨクイニン
を加える事が多いです。 |
五苓散
(ゴレイサン)
(第2類医薬品) |
口渇、尿量減少のある人で三叉神経痛によく用います。
心窩部に服水音を認める事が多いです。 |
桂枝加苓朮附湯
(ケイシカレイジュツブトウ)
(第2類医薬品) |
虚証で冷え証の人で三叉神経痛、上腕神経痛によく
用いられます。慢性的で痛みが強く、寒冷で症状が悪化したり、
微熱、盗汗、朝の手のこわばりなどを伴う事もあります。 |
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
(トウキシギャクカゴシュユ
ショウキョウトウ)
(第2類医薬品) |
虚証で冷え症、貧血傾向のある人で、坐骨神経痛によく
用いられます。寒冷により、四肢末端の痛みや冷感、腰痛、下痢
などを伴う事もあります。 |
疎経活血湯
(ソケイカッケットウ)
(第2類医薬品) |
中間証から虚証で夜間又は冷えると痛みが増す人。
坐骨神経痛によく用いられ、腰から下肢の関節、特に左足の痛み
が強い場合によく用いられます。 |
桂枝茯苓丸
(ケイシブクリョウガン)
(第2類医薬品)
桃核承気湯
(トウカクジョウキトウ)
(第2類医薬品) |
実証から中間証の人で、オ血傾向にあり、打撲傷などが原因で
神経痛を起こしたものによく用いられます。又、月経異常、婦人科
疾患などによる坐骨神経痛にも良いです。 |
八味地黄丸料
(ハチミジオウガンリョウ)
(第2類医薬品) |
中間証から虚証の人で、病気(糖尿病など)による坐骨神経痛や
中年以降で、下半身の脱力感、冷え、痺れ、痛みなどのある人。
食欲不振、下痢、悪心、嘔吐などのある人には用いない方が
よいでしょう。
腰痛の激しい人には、午膝、車前子を加えて午車腎気丸として
用いることもあります。 |
五積散
(ゴシャクサン)
(第2類医薬品) |
中間証から虚証の人で痛みが足、腰、背などにあって、慢性化し
中々治らない人。寒冷、湿気などにより腰痛、四肢の筋肉や関節
の痛みなどのある人に用います。
下半身の冷え、上半身ののぼせがあり頭痛、項背のしこりなどを
伴う事があります。 |
防風通聖散
(ボウフウツウショウサン)
(第2類医薬品) |
実証で肥満気味の人で便秘傾向があり、慢性化した上腕神経痛
によく用いられます。 |
清湿化痰湯
(セイシツケタントウ)
(第2類医薬品) |
肋間神経痛に用いられます。胸部だけでなく痛みがあちこちに
移動する人、胃腸障害などのある人に用いられる事が多いです。 |
芍薬甘草湯
(シャクヤクカンゾウトウ)
(第2類医薬品) |
頓服として用いる方剤で、慢性疾患に長期連用する処方では
ありません。
急迫性の四肢の疼痛に用います。 |