車前草 全草
車前草 オオバコ 全草
車前草 花
車前草 オオバコ 花
車前草 刻み
車前草 刻み
車前草 粉末
車前草 粉末
車前子 種子
車前子 種子
車前子 粉末
車前子 粉末
車前草 しゃぜんそう シャゼンソウ 車前子 しゃぜんし シャゼンシ
和名、植物名
大葉子 おおばこ オオバコ オンバコ スモトリグサ
生薬名
車前草 しゃぜんそう シャゼンソウ 車前子 しゃぜんし シャゼンシ
学名
Plantago asiatica
分布
おおばこはオオバコ属ーおおばこ科に属する植物で日本各地、朝鮮半島、中国、台湾、東シベリアなどの原野、草地、道ばたに
普通に見られる多年草の植物です。オオバコは人が通る道によく見かける植物です。

オオバコは中国大陸の大部分で自生しており、特に珍しい植物では無いですが、江西省のオオバコは中国の人の評判がよく、
江西省産のオオバコの種子を「鳳眼前仁」と言って珍重します。

オオバコの種子を「車前子(シャゼンシ)」と言い、中国最古の薬物学書と言われる「神農本草経ー上品」によれば
一名富道。味甘寒。生平澤。主治気リュウ(※1)、止痛、利水道小便、除湿痺。久服軽身耐老。
と書かれています。(※1 リュウ=やまいだれ+隆)

オオバコの葉は食用としても利用でき、春先に胡麻和えや炒め物にして食する事も出来ます。

車前草は道端に普通に見られる植物ですので、昔は「轍草(わだちぐさ ワダチグサ)と言われていました。
特徴・形態
大葉子(おおばこ)の特徴として葉は根ぎわより多数根生しており、葉の形は卵形か広卵形で稀に楕円形の葉があります。
葉の長さは4センチから15センチほどあり、葉の縁は波打っています。
葉は無毛かやや無毛で、葉には数条の平行脈があります。後、葉の厚みはやや薄質で鈍頭です。

オオバコの花期は4月から9月で草丈10センチから50センチの細長い花茎を葉心から出して穂状花序に細かい白色花を
多数密生してつけます。花は下方より上方に咲いてゆきます。

オオバコの種子は秋に1本の茎に数個の果実を付けます。果実はさく果で、さく果に直径2ミリほどの小さな種子が4個から6個
入っています。
さく果の形は卵状長楕円形です。
果実が熟してくるとさく果が裂けやすくなり、人間や動物が触れるとさく果から種子が飛び出します。
種子は水に濡れると種子から粘り気のある糊を出して人間や動物にくっつきます。やがて種子が乾くと離れて落ちます。
このようにしてオオバコは日本の至る所で見えるようになりました。
成分
オオバコに含まれる成分は全草に配糖体のアウクビン、プランタギンやプランタギニン、ホモプランタギニン、ウルソール酸、
βーシトステロール、アスコルビン酸、クエン酸等が含まれております。

種子にはアウクビン、プランテノール酸、プランタサン、アデニン、コリン、コハク酸などが含まれています。
使用部位
オオバコの全草と種子
全草・・・・生薬名(車前草 しゃぜんそう シャゼンソウ)

種子・・・・生薬名(車前子 しゃぜんし シャゼンシ)
採取時期と管理・保存方法
オオバコの採取時期として全草は花期の初夏から秋に全草を採取して水洗いし、日干し乾燥します。

オオバコの種子は秋に果穂が熟成した頃に花穂だけを採取して日干し乾燥をすると種子が飛び出して採取しやすくなります。
其の時に種子を採取しやすいように新聞紙やビニールを下に敷いた方が採取しやすくなります。
後、種子が水に濡れないようにしないと種子から糊が出るので注意してください。
薬効、服用方法
車前子は日本薬局方によると漢方処方用薬としては尿路疾患用薬とみなされる処方及びその他の処方に少数例配合
されています。

また、配合剤(鎮咳去痰薬)の原料になったり眼病などに効果があります。

車前草は咳止め、去痰、利尿などに効果があります。

当店が使用しています車前草は日本産と中国産がございます。

車前草を煎じる場合は
車前草約5グラムから10グラムを水600ccから800ccの中に入れて弱火で15分から20分程煎じて、煎じ終われば
薬草は取り除き、1日数回に分けて服用します。

車前草と他の薬草(艾葉、ゲンノショウコ、重薬など)と一緒に煎じて服用しても良いです。


車前草の粉末の場合は
車前草の粉末を1回量約1グラム〜2グラムを目安に水またはぬるま湯で1日数回服用するか、お湯に混ぜて服用してください。
(小さじ半分ぐらいが約1グラムです。)
「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合はオブラードに包んで服用しても結構です。

車前子を煎じる場合は
車前子約5グラムから10グラムを水600ccから800ccの中に入れて弱火で15分から20分程煎じて、煎じ終われば
薬草は取り除き、1日数回に分けて服用します。

車前子と他の薬草(艾葉、ゲンノショウコ、重薬など)と一緒に煎じて服用しても良いです。


車前子の粉末の場合は
車前子の粉末を1回量約1グラム〜2グラムを目安に水またはぬるま湯で1日数回服用するか、お湯に混ぜて服用してください。
(小さじ半分ぐらいが約1グラムです。)
「粉末が咽喉に引っかかる」、「味が苦手」などの支障がある場合はオブラードに包んで服用しても結構です。
車前草や車前子を含む漢方処方
車前草を含む漢方薬はありません。

車前草を含む漢方薬

午車腎気丸

竜胆瀉肝湯

五淋散

清心蓮子飲
参考資料
特に無し
その他
特に無し
注意事項
@本品は天然物(生薬)で性質上吸湿しやすいものがあります。
そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。

A開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

B本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。

C幼児の手の届かない所に保管してください。

D他に容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。)
参考文献
北驫ルー原色牧野和漢薬草大図鑑
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